2024年4月6日、英国ではプレミアリーグの第31節が7試合行われ、日本代表DF冨安健洋(25)が所属するアーセナルはアウェーで日本代表MF三笘薫(26)所属のブライトンと対戦。三笘は腰の故障で今季中の復帰が微妙だが、故障が癒えた冨安は、直近のリーグ戦2試合連続でサブ出場を果たし、この試合もベンチスタート。2-0となった後半27分から出場し、堅実なプレーでアーセナルのクリーンシートに貢献した。
同日現地時間午後12時半キックオフのアウェイ戦でマンチェスターCがクリスタルパレスに4-2勝利を飾っていた。この結果、4連覇を狙うマンチェスターCが勝ち点を70に伸ばしてリバプールと並び、アーセナルに1点差をつけて2位に進出。激しい三つ巴の優勝争いで猫の目のように順位が変わるなか、アーセナルが勝てばまたも暫定首位に躍り出る試合となった。
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後半から途中出場したアーセナルの冨安健洋
この後、試合の流れはすっかりアーセナルに傾き、余裕すら感じさせる試合運びでブライトンを寄せ付けず。後半17分にはハフェルツが至近距離から折り返しクロスを押し込み、2点目を追加。さらには試合終了間際の後半41分、元ブライトンのベルギー代表FWトロサールが抜け出し、GKとの1対1の体勢に持ち込んでダメ押しの3点目を奪取。終わってみれば3-0の完勝劇で勝ち点を『71』に伸ばし、リバプールとマンチェスターCを1点抜き、アーセナルがまたも暫定首位に立った。
アルテタ監督は2-0とすると、後半27分から冨安を投入。25歳日本代表DFはバックラインを固めてそつのないパフォーマンスで味方のクリーンシートに貢献した。守備固めの役割が続いているが、これで3試合連続出場。試合直後の囲みでは開口一番「チームはしっかり勝てていますし、途中出場ですが無失点なので、いいことだと思う」と話して胸を張った。
vまた三つ巴の優勝争いについては「昨シーズン優勝争いを経験しているので、無駄な気負いはなくやれている部分はある。昨年の経験は大きいと思います」と語り、昨季の終盤で崩れ、マンチェスターCに逆転優勝を許した悔しさがしっかりとバネになっていることを明かした。
さらに、アジア杯から帰って来てから試合に復帰するまで多少時間がかかったことについては、「元々1~2週間(で復帰)の予定だったのですけど、ちょっと長引いたのでストレスは溜まりました。長く感じた1か月でしたね」と苦笑まじりに話したが、「残りしっかりと2か月、怪我なくフィットした状態でやり切れればいいかなと思います。チャンピオンズリーグとプレミア(で優勝の可能性)があるので、しっかりとタイトルを取って、それに貢献したい」と続けて、アーセナル3年目のビッグタイトル奪取を誓っていた。