ドイツ人の父と日本人の母を持つ21歳のMFは、2ゴール1アシストの大活躍を披露。ドイツ誌『キッカー』が選ぶ同節の2部MVP&ベストイレブンに選出されたのである。
「2ゴールともいいビルドアップからの素晴らしい得点だったので、本当に嬉しいです。前の試合(9月17日のハンブルガーSV戦)はあまりいいパフォーマンスができなかったので、自分なりにいい答えを出せた。それがよかったと思います」と試合後、本人は嬉しそうにコメントしていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/55223eef26215944bd6bf3290f1d784e62ff2f53
ビーレフェルト戦後、取材に応じたアペルカンプ真大
「当時からプロになりたいという意識はあったけど、最初からドイツでやりたいと思っていました。ちょうどお父さんの仕事の関係でドイツに行くことになり、2015年からこっちに来て、デュッセルドルフのアカデミーに入ったんです」と彼は渡独の経緯を説明する。
幼少期から母親と日本語、父親とドイツ語で会話していたことから、15歳時点でバリバリのバイリンガル。初めてのドイツ生活にも全く戸惑うことなく、スムーズに適応できたという。そして、19歳直前の2019年9月にプロ契約を締結するに至った。
残念ながら、デュッセルドルフは2019-20シーズンに降格が決定。翌シーズンから2部での戦いを強いられているが、若いタレントにとっては逆にチャンスが増える。アペルカンプも同シーズンにはいきなり21試合出場6ゴールをマーク。大きなインパクトを残すことに成功すると、2021-22シーズンは26試合出場3ゴール。今シーズンはここまでの10試合全てに出場し、早くも3得点を奪っているのだ。
激しい競り合いやバトル、球際での攻防が重視されるブンデス2部にあって、彼の高度なテクニックと創造性溢れるプレースタイルは明らかに異質。チームの攻撃陣にリズムと変化をもたらしている。今季は4-2-3-1のトップ下をこなすことが多いが、同じ中盤を形成する田中碧と息の合った連係を見せることで、彼のストロングがより輝きを増している印象だ。
「自分は養和時代に1年間、右サイドバックをやった以外はずっと8番(攻撃的MF)か6番(ボランチ)。日本人のテクニックはドイツでも認められているので、良さを発揮しやすい環境にあると思います。去年から碧君が来て、一緒にプレーするのがすごく楽しいし、彼からボールをもらって、僕が前を向くシチュエーションが一番いい。それをもっと増やしたいですね」と大いなる手ごたえを感じている様子だ。
ビーレフェルト戦の47分に田中が奪った今シーズン初ゴールも、右に開いたアペルカンプがお膳立てしたものだった。田中は「本当やっとです。何気ないゴールですけど、ホッとしているし、すごく気持ちが落ち着いた」と話していたから、アペルカンプには感謝の念が強かったはずだ。
「僕も碧君に初めてアシストしたのはすごく嬉しい。今までも1~2回、碧君が僕のアシストから決められるところがあって、決めてくれなかったので(笑)、今回はよかったですね」と本人も安堵感を吐露していた。
中盤を構成する2人に加え、デュッセルドルフにはU-21日本代表候補の右SB内野貴史もいる。7月に左足首前脛腓じん帯を断裂し、長いリハビリを余儀なくされていた彼も今月中には復帰する予定。そうなれば、日本人トリオでチームをけん引できるだろう。
目下、デュッセルドルフはリーグ4位だが、昇格圏の2位につけるダルムシュタットとの勝ち点差は4。まだ序盤戦ということもあり、十分巻き返せる位置につけている。それだけに、躍進の原動力になってほしいものである。
「自分自身は1部に行きたいですし、チームとして上がれれば一番いい。それが今の一番の目標ですね」とアペルカンプもギラギラ感を前面に押し出している。
こういった目に見える活躍を続けていれば、近い将来の日本代表入りもあり得そうだ。2021年5月のUEFA U-21欧州選手権にドイツ代表として参加経験があるが、日本代表として戦いたいという思いは少なからずあるという。
「日本で生まれ育ったので、やっぱり日本代表としてプレーしたいという気持ちはあります。日本のA代表というのはサッカー選手として一番大きなこと。みんなが夢見ていることなので」と偽らざる本音を打ち明けた。
ただ、「仮にドイツ代表から声がかかったら?」という問いには「それはその時ですね…」とも。だからこそ、日本サッカー協会も早く彼を確保しておいた方がいい。FIFAワールドカップカタール2022後には、早急なアクションが待たれるところだ。
いずれにせよ、今のデュッセルドルフには、田中碧と並ぶとも劣らない逸材がいることを忘れてはならない。ここから先のアペルカンプの一挙手一投足を見逃す手はない。
コメント
新代表は世代交代らしい世代交代は起こらないから、原・奥川・中村・アペルカンプみたいな海外組とパリ五輪世代を含めた争いになるねー
去年から調子いいんだから試すだけ試せばよかったのにね
競争の激しい二列目の選手だしまだ代表クラスとは思ってないけどカタール後に呼んで、言い方悪いけどキープはしてほしいね
2重国籍の多い国は有望な若手が他国の代表にならないように1試合だけ使ってあとは覚醒するまで呼ばないみたいなやり捨てするがごとくの唾の付け方をすることもするけど単一民族JFAにそんなことで老獪さはないだろうしもっっとすごくなった時にはドイツにかっさわれてるかもしれんね
アペルカンプはドイツ代表に取られることはまぁないだろうけど長田澪はデビューしたらすぐ呼んでおいてほしいな2〜3年だろうけど
高橋ニコ君も
>>3
ユース見ると多くのハーフ選手が活躍してるけど?
お前みたいなアホが日本は多用性が~とか外国人差別が~とか言ってるんだろうなwww
アジア全体で見ても日本ほどハーフの選手が代表になってるくにないぞ?
今のところはあいにくどっちの代表からも取り合いになるほどの選手じゃないってのも本人もわかってて声かかったほうに応じる感じかもね
>>6
2重国籍とハーフの違いも分からずに同一視し騙ってその上他人に偏見を押し付けるあなたがいえたことですか
呆れた
デュッセルドルフの試合見てると田中碧はツヴァイテ平均レベルの選手だけど、アペルカンプはブンデスリーガで十分やれるポテンシャルあるけどなぁ…チームが昇格出来なくてもアペルカンプは個人昇格余裕で出来ると思う、田中碧キツいかな
ドイツフル代表は無理だと思うよ
>>10
本人もそう思って日本代表を志望してるんじゃないかな
>>6
読解力ゼロかよ
>>6
?
彼が和製ハーランドですか?
日本国籍の選択の期間が20歳になったけど、どちらか選ばなくても勧告はないので二重国籍でいられるから二重国籍状態なのかな
代表選手となると日本国籍選ばなダメなのかもな
でも外国国籍の離脱の努力義務だけだから二重国籍状態でいられる
ということはドイツのAに選ばれない限りたぶん日本代表になれる状態でい続けられるっていうことだと思うんだよな
国籍はムズイわ
>>6
アホはお前なんだが…
>>11
三都主みてーだな