フランス1部ASモナコの日本代表MF南野拓実は、10月2日に行われたリーグ・アン第9節ナント戦(4-1)に途中出場したが、見せ場なく終わった。9月27日の日本代表対エクアドル戦ではトップ下で先発するも精彩を欠いた背番号10の不振の理由を、元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏が分析。MF香川真司(シント=トロイデン)のトレードマークでもあった反転という武器の錆びつきを深刻視している。
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「闘莉王TV」最新回で、南野拓実の現状を分析
闘莉王氏の公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」の最新回は、日本代表と新天地モナコでも苦境の続く南野だった。
「厳しいね。南野選手。本当に厳しいところです。左サイドも良くなかったし、真ん中で使ってみたのも良くなかった」
9月27日に行われたエクアドル戦でのトップ下テストも不発に終わった現場を不安視した闘莉王氏。好調時には決定力を誇る南野だが、別の武器の衰えを指摘している。
「南野選手のスタイルはちょっと香川選手に似ているところがある。前を向けるターンの速さ、タイミング。それがすごく良かった時があった。そういうところも買われてリバプールに行った部分もある。その反転のタイミングがいくら再確認しても、(戻ってきていない)」
全盛期の香川は高速反転からバイタルエリアで決定的な仕事をしていたが、その香川に通じるターンという武器が南野の魅力と闘莉王氏は指摘している。
「これは生まれつき(のセンス)みたいなもの。1回このタイミングが崩れると、なかなか戻るものではない。それで全然良くない方向に行っている」