体調不良で合流が遅れる三笘薫(ブライトン)を除く25名が練習場に姿を見せたが、左ふくらはぎに違和感があるという守田英正(スポルティング)と、脳震とうからの復帰プロトコルにある遠藤航(シュトゥットガルト)は冒頭から別メニューとなった。
練習後の取材に応じた遠藤は、「だいぶ良くなっているので、大丈夫」「回復自体は順調らしいです。めまいとか残ったりしていないので」と表情明るくコメント。一方で、「当たったところが痛いくらい」「バランスのリハビリみたいなのをやると、めまいまではいかないですけどフワッとする感じはします」と、まだ回復段階にあることと話す。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e9527f4dfb75363beb0ceb7a77253c88a88df23
遠藤航は本大会前、最後の強化試合となるカナダ戦は欠場
8日のヘルタ・ベルリン戦で脳震とうとなった遠藤。そこからは安静に努めていたとのことで、「こうなってしまったので、意外としっかり休んでというか、少しずつできる時間の中で準備をしていくだけなので、ネガティブになっていないし、ここに来られたこと自体、どうかわからないぐらいの感じだったので、ここに来られて嬉しいし、ここに来れば、W杯のスイッチというのは勝手に入っていく」と、本番を見据える。
ロシアW杯ではメンバーに選出されたものの、出番のなかった遠藤。「4年後に代表でスタメンを取るという思いを持って、ずっとやってきたところがあるので、ここに来て試合に出るだけの状態にまで持ってこれたところは、シンプルに自分のことを評価してもいい」と振り返りつつ、「試合に出るだけで来ているわけではないので、あとW杯ベスト8というところの新たなチャレンジをこれからやっていく」とコメント。
自身含め、ブンデスリーガ所属選手が多数いる日本代表が初戦で迎えるのはドイツ代表。その初戦に向けては改めて「ドイツも全く知らない相手というより、顔見知りがいて、ブンデスでやっている選手たちがいることはわかっているので、相手も自分たちを見下すようなサッカーはしてこないと思います。本気のドイツとやるという意味で、難しい試合になることはわかっていますが、それをトライして勝ちに持って行こうというのが、このW杯の一番楽しいところというか、それを求めて、自分たちはここに来て今までやってきているので、個人的には本当に楽しみ」と、意気込んでいる。