
https://news.yahoo.co.jp/articles/0892ec13b713232b183cbeca70579123e2a54fe1
日本が変化していることは確か。それだけの選手のクオリティーも出てきたし。日常がだいぶ変わってきている

W杯の舞台でドイツ、スペインに逆転勝ちしたことについては「すごいです。その中でも一つ見てほしいのは、ただ(点を)とれただけじゃなくて、選手を代えた時に日本のクオリティーが出ましたよね。ドイツ戦の堂安の1点目はみんな絡んだ。ああいうのは偶然じゃない。素晴らしいゴールだし、選手の力も確実に伸びてきたなと思いますね」とし、世界との差について「世界というのがどこにあるかというのは難しいけれど、日本が変化していることは確か。それだけの選手のクオリティーも出てきたし。日常がだいぶ変わってきている。かなりヨーロッパでやってますから物おじしないし、Jリーグでやってる選手たちもすごくうまく調和してましたから。いい形、日本の形がだんだん変わってきたなと感じます」と語った。
日本のサッカーが新時代に突入したという声について「日本だけじゃなく、今回のW杯でいろいろ変わった。日本からすれば、サッカーの2つの大国に勝てたけれど、自分たちのスタイルを持っていれば、たぶん間の試合(コスタリカ戦)も勝てた。だから課題も出たし、今まで起こらなかったことも起こした。これは完全に新しい時代と言っていいと思う」とした上で、今後への課題として「これからは相手に対していろんな対策を立てたり、粘り強く一丸となって戦った。これは素晴らしいこと。だけど、チームと個人の利益が両方一致しないと勝っていけないと思う。まだまだ、前線の選手は特徴を出せなかった。ボールは持てませんでしたから。そこも含めて個人の力をもっとうまく発揮することを考えていく。それがこのW杯の次へのステップの意味だと思います」とした。
MCで俳優の勝村政信から「FWがディフェンスに追われたりとか大変でしたからね…」と振られると、「まあ大変ですよね。でもそれは他の国ではできないところだったりするから、日本らしいとすごく称賛された。でも本当はセンターフォワードにはもっとチャンスにたくさん絡んで、その力をゴールに使ってほしいというのはみんな思ってたことだと思います。日本の選手も森保監督もみんな思ってることだと思う。でも、今回は勝つことに対して決めたことをみんなでやりきった。これはなかなか他の国ではできないことじゃないかと思います」と見解を示した。
さらに課題として「どこに自分たちのグラウンドを置くかと考えただけでも、ドイツ戦は完全に自陣でサッカーをしましたよね。センターバックの要素もFWの要素も違ってくる。今回は自分たちのスタイルを90分貫くことはなかなかできていなかったと思う。けれど相手陣内に入った時、ドイツ戦の堂安のゴールもみんな絡みましたよね。だからああいうところを見ると、ああいう場面をもっと増やしてほしい。なぜならポテンシャルがすごくあるから。そういうところをこれから考えていかなきゃいけないんじゃないかなって。良いチームは個人もしっかり顔が見えて、それが一つになった時がほんとのチームワーク。これからもっともっと伸びなきゃいけないところはそこだと思います」と指摘した。
