サッカー元日本代表MF名波浩氏(50)が森保ジャパンの新コーチに就任することが16日、決定的となった。
日本サッカー協会は正式オファーを出した名波氏からすでに快諾を得ており、交渉は大筋で合意。今週中にも予定される技術委員会、理事会で承認が得られれば、正式決定する見込みだ。26年の米国・カナダ・メキシコW杯に向けて森保一監督(54)の続投が決まった日本代表に、かつて背番号10を背負ったレジェンドの入閣が迫っている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/331e03a55fe0d47e696fa8488c798cb7965db5bd
交渉は大筋で合意しており、今週予定の技術委員会、理事会で承認が得られれば決定する見通し
昨年のカタールW杯で16強入りした日本代表は、森保監督が26年W杯まで続投することが決まった。一方で、指揮官の“右腕”として支えた横内昭展コーチ(55)がJ2磐田、上野優作コーチ(49)がJ3岐阜の監督に就任し、主に攻撃を指導した2人が退任した。後任選定を進める日本協会は16日までに、名波氏にコーチ就任を正式に打診。交渉は大筋で合意しており、今週予定の技術委員会、理事会で承認が得られれば決定する見通しだ。
名波氏は現役時代に日本代表で10番を背負い、98年フランスW杯に出場した。左足の正確無比なキックを武器に、国際Aマッチ67試合9得点を誇る。海外でもイタリア・セリエAのベネチアでプレーした。監督としては15年に磐田をJ1昇格に導き、昨季までJ3松本を指揮。J1~J3のクラブを率いた幅広い実績を持つ。
日本代表はカタールW杯1次リーグでドイツ、スペインに金星を挙げた一方で、コスタリカ戦では高いボール保持率ながら完封負けを喫した。森保監督は昨年末の続投会見で、「ボールを握りながらチャンスをつくることにたけた、元選手のコーチ」の招へいを掲げていた。ボールを保持しながら攻撃する戦術を志向し、セットプレーの構築にも優れ、選手から高い求心力がある名波氏に白羽の矢が立った。