レアル・マドリードがFIFAクラブワールドカップモロッコ2022に参戦していた関係で、第21節最後の1試合はミッドウィークの開催に。今節は首位を走るバルセロナが勝利したため、レアル・マドリードは暫定ながら勝ち点差を「11」まで広げられていた。ラ・リーガでは前節のマジョルカ戦を0-1で落としており、今節は2試合ぶりの白星を狙う一戦に。クラブW杯史上最多5度目の優勝を成し遂げた勢いを持って、本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』にラ・リーガで最下位に沈むエルチェを迎える。レアル・マドリードはフェデリコ・バルベルデ、ロドリゴ、カリム・ベンゼマらが先発に名を連ねた。
【スコア】
レアル・マドリード 4-0 エルチェ
【得点者】
1-0 8分 マルコ・アセンシオ(レアル・マドリード)
2-0 31分 カリム・ベンゼマ(PK/レアル・マドリード)
3-0 45+2分 カリム・ベンゼマ(PK/レアル・マドリード)
4-0 80分 ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c58c194c75fe9d7aa48f02a031cc1c2a32fc93fd
ベンゼマはPKで2ゴール
30分にもレアル・マドリード。右サイド深い位置に侵入したカルバハルがシンプルにクロスボールを送ると、ベンゼマが頭で合わせたボールが相手のハンドを誘発し、レアル・マドリードにPKが与えられた。このPKをベンゼマが難なくゴール右に叩き込み、リードを広げている。前半終了間際にはペナルティエリア内でベンゼマからのパスを受けたロドリゴが深い切り返しで縦へと仕掛け、相手のファウルを受ける。再びPKを獲得すると、ベンゼマは1本目とは逆の方向にパーフェクトなシュートを沈め、レアル・マドリードが3点をリードしてハーフタイムに突入した。
後半に入ってもレアル・マドリードが試合を優位に進める。51分にはダニ・セバージョスの浮き球スルーパスに反応したロドリゴが細かいタッチでペナルティエリア中央へ侵入。右足で狙ったシュートはGKエドガル・バディアに防がれた。
80分には敵陣でボールを奪ったところからロドリゴがボールを持ち運び、ペナルティエリア左のエドゥアルド・カマヴィンガに預ける。マイナスへの折り返しを受けたルカ・モドリッチが右足で豪快な一撃を突き刺し、レアル・マドリードがダメ押しの4点目を挙げた。
試合はこのままタイムアップ。クラブW杯明けのレアル・マドリードがホームで完璧な試合運びを見せ、エルチェに力の差を見せつけた。レアル・マドリードはラ・リーガ2試合ぶりの白星となり、首位バルセロナとの勝ち点差を「8」に縮めている。一方、エルチェは前節のビジャレアル戦で今季のラ・リーガ初勝利を飾っていたものの、2連勝とはならなかった。