EL屈指の“強豪対決”は痛み分け…マンUがラッシュフォードの躍動で逆転も、バルサが終盤に同点弾

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ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメントプレーオフ・ファーストレグが16日に行われ、バルセロナ(スペイン)とマンチェスター・U(イングランド)が対戦した。

EL屈指の好カードが早くも実現した。バルセロナはチャンピオンズリーグ(CL)・グループCをバイエルン(ドイツ)、インテル(イタリア)に次ぐ3位でフィニッシュ。この結果、2シーズン連続となるEL行きが決まっていた。CLでは憂き目を見たものの、現在ラ・リーガでは6連勝を遂げ、2位のレアル・マドリードと勝ち点差「8」をつけて首位を独走している。さらに、PK戦で勝利したスーペルコパ・デ・エスパーニャ準決勝のベティス戦を勝利扱いとすると、公式戦11連勝を記録。最高の状態でマンチェスター・Uを迎え撃つこととなった。一方、マンチェスター・UはEL・グループEをレアル・ソシエダ(スペイン)に次ぐ2位で終え、プレーオフへの進出が決定。それでも、直近の公式戦6戦は5勝1分と好調をキープしており、カラバオ・カップ(EFLリーグカップ)では決勝戦に駒を進めるなど、“勝負強さ”を手にしてバルセロナとの大一番を迎えることとなった。

バルセロナは直近のラ・リーガ第21節ビジャレアル戦からスターティングメンバーを2名変更。マルコス・アロンソが左のセンターバックに入り、左サイドバックのジョルディ・アルバはキャプテンマークを巻くこととなった。一方、マンチェスター・Uは直近のプレミアリーグ第23節リーズ戦から3名を入れ替え。リーグでは3試合の出場停止を食らっているカゼミーロが先発に復帰したほか、ジェイドン・サンチョやブルーノ・フェルナンデスがスタメン入り。マーカス・ラッシュフォードは公式戦4試合連続ゴールを狙う。

【スコア】
バルセロナ 2-2 マンチェスター・U
【得点者】
1-0 50分 マルコス・アロンソ(バルセロナ)
1-1 53分 マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・U)
1-2 59分 ジュール・クンデ(OG/マンチェスター・U)
2-2 76分 ハフィーニャ(バルセロナ)

https://news.yahoo.co.jp/articles/ede1e8204b49915d33dec14717e0131fb5aba740

バルセロナとマンチェスター・Uの一戦は引き分けに

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この試合最初のチャンスを作ったのはバルセロナ。9分、ロナルド・アラウホのサイドチェンジからJ・アルバが左サイド高い位置でボールを受ける。中央へのパスをガビがスルーすると、相手の前に入り込んだロベルト・レヴァンドフスキが引き取ってペナルティエリアに侵入。そのまま左足でフィニッシュまで持ち込んだが、ここはGKダビド・デ・ヘアの好セーブに阻まれた。

対するマンチェスター・Uは34分、敵陣でジュール・クンデのパスを引っ掛けると、左サイドで前を向いたサンチョのパスからラッシュフォードがニアサイドを破り、右足でシュートを狙う。ここはGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが好セーブを見せた。前半終了間際にはバルセロナにアクシデント。接触がない場面でペドリが足を抑え、そのまま交代を要求する。負傷の影響で“中盤の要”を前半で欠くこととなってしまった。両チーム悪くないシーンは作りながらも、ゴールネットを揺らすには至らず、前半はこのままスコアレスで終了している。

後半に入ると立ち上がりに試合が動く。49分、左サイドのタッチライン際でJ・アルバがボールをキープしながら縦へと持ち運び、逆サイドへと大きく展開。ボールを受けたハフィーニャは縦への仕掛けから周囲を使おうと試みるも、相手に当たってコーナーキックを獲得した。このコーナーキックをハフィーニャが左足で蹴り込むと、ファーサイドで競り勝ったマルコス・アロンソがヘディングシュートを叩き込む。バルセロナが先手を取った。

1点ビハインドとなったマンチェスター・Uだったが、直後のプレーで“エース”が輝きを放つ。53分、自陣でボールを奪ったところから手数をかけずに前へとボールを繋いでいき、ペナルティエリア手前で前を向いたフレッジがスルーパス。抜け出したラッシュフォードがニアサイドから狙い澄ました一撃を沈めた。ラッシュフォードの公式戦4試合連続ゴールで、マンチェスター・Uが即座に試合を振り出しに戻している。

絶好調のラッシュフォードはこの程度では終わらない。59分、右コーナーキックを獲得すると、ショートコーナーでボールを受けたラッシュフォードはワンフェイクからスピードを上げて一気に突破。ハフィーニャを振り切ってペナルティエリア右奥に侵入し、低い弾道のボールを送り込むと、最終的にはクンデに当たってゴールに吸い込まれる。わずか5分強の間にマンチェスター・Uが逆転に成功した。

マンチェスター・Uが1点をリードしたまま時間が経過したものの、終盤に差し掛かった76分にはバルセロナの前線からの守備が結実する。ハイプレスでマンチェスター・Uのビルドアップのミスを誘うと、右サイドバックにポジションを移したクンデがボールを拾う。大外のハフィーニャにボールを預けると、タイミングを見て鋭いクロスボールを供給。左足から放たれたクロスボールは飛び込んだレヴァンドフスキをかすめてそのままゴールネットを揺らし、今度はバルセロナが同点に追い付いた。

勢いに乗ったバルセロナは87分、セットプレーからペナルティエリア内で混戦が生まれると、最後はクリアボールが左ポストに直撃。直後のプレーではクンデのクロスボールからアンス・ファティが右足を振り抜いたものの、ここはGKデ・ヘアが好セーブを見せた。

試合はこのままタイムアップ。ヨーロッパを代表する“好調チーム”同士の一戦は、後半に一気に試合が動いたものの最終的には引き分けで終了した。

セカンドレグは1週間後の23日、マンチェスター・Uの本拠地『オールド・トラフォード』で行われる。

コメント

  1. 名無し より:

    もしかしてカゼミロさんは30歳にしてEL初出場?

  2. 名無し より:

    ラ・リーガ首位とプレミア3位の戦いが見れるELってすげーな

  3. 名無し より:

    落ちぶれた2クラブじゃん

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