
日本代表の森保一監督が、約1か月間のヨーロッパリーグ視察を終えて、5月12日に帰国。成田空港で取材に応じた。
その際、古橋亨梧、旗手怜央、前田大然、岩田智輝、小林友希の5選手が所属するセルティックを念頭に、「スコットランドへは行かなかったか?」と質問が出ると、指揮官は次のように回答した。
「行ってないです。コーチに行ってもらいました。手分けをしていたので。名波(浩)コーチと前田(遼一)コーチがレンジャーズとのカップ戦の準決勝を見ています」
https://news.yahoo.co.jp/articles/408313cf9258ade8e27204de433561a99ce2bbf3
「日本勢を無視したことを否定」

森保ジャパンの3月シリーズでは、セルティックで躍動する古橋と旗手が、カタール・ワールドカップに続いて招集外となったのが反響を呼んだ。
森保監督が選外の理由のひとつとして「リーグのレベル」に言及したため、スコットランドのメディアや識者は敏感に反応。古橋と旗手のパフォーマンスに賛辞を贈り、「見に来てほしい」と訴えていた。
今回の視察でも、セルティックの試合で森保監督の姿が目撃されることはなかったため、一部の現地メディアは「軽んじられた」「見過ごされた」と辛辣だった。
そんななか、帰国後の森保監督の発言を受けて早速反応したのが、英紙『THE Sun』のスコットランド版だ。「冷遇はしていなかった。日本代表監督はスコットランドとセルティックの視察旅行を欠席したが、キョウゴとハタテを観戦していたことを認めた」と見出しを打った記事を掲載。次のように伝えた。
「モリヤス監督は、欧州遠征中にセルティックを訪問しなかったことを認めた。しかし、彼はセルティックの日本勢を無視したことを否定し、レンジャーズとのスコティッシュカップ準決勝を観戦するためにアシスタント2名を派遣したことを明らかにした」
一方で、「ハタテとキョウゴはスカウティングされたが、ボスではなかった」とも綴っている。
