
5月28日、英国ではプレミアリーグの最終戦10試合が現地時間午後4時30分キックオフで同時に行われ、日本代表MF三笘薫(26)が所属するブライトンはアウェイでアストンビラと対戦。前節のマンチェスターC戦を1-1ドローで切り抜け、来季の欧州リーグ出場権を獲得したデ・ゼルビ監督は、連戦続きだった三笘を先発から外し、ベンチスタートとした。
試合は欧州戦への最後の切符となる欧州カンファレンスリーグ出場権を確保する7位をトットナムと激しく争うアストンビラが、ホームで行われた最終戦でキックオフ直後から攻勢に出て、前半8分にMFルイスのゴールで先制。さらに同26分にワトキンスが2点目を追加した。
対するブライトンは前半19分にウンデフが同点弾を決めたかに見えたが、このゴールはVARの結果オフサイド。しかし同38分にアシスタント・レフリーがオフサイドとしたウンデフのゴールは逆にVARの末オンサイドと判定が覆り、ゴールが認定され、ブライトンが1点を返した。
三笘は1点を追う後半20分にエンシソに代わって出場。後半のアディショナル・タイム6分を合わせて、31分間プレーをしたが、欧州戦参戦に執念を見せたアストンビラが1点差を守り切り、決定機を作れず2-1のまま試合終了。こうして史上初の11月開催となったカタールW杯を挟んだ”変則シーズン”が終わった。
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「プレーの質はもう1段階上げないと来季は厳しいかなと思っています」

ところが三笘はそんな鮮烈なデビューシーズンを送ったにも関わらず、最終戦直後「いや、もっと全然できたと思います。特に最後のシーズンのところ、なかなか結果が出なかったところは、しっかりと振り返ってやらないとなと思ってます」と語り、欧州CL出場の可能性もあったシーズン終盤の11試合で連勝が一度もなく、チームの勢いが止まったことを悔やんだ。
4月1日のブレントフォード戦で香川、岡崎が作った『6ゴール』の壁を破り、今季7ゴール目を奪取してプレミアで史上最高の日本選手となったが、その後12試合は無得点。チームの成績が不安定となった終盤、三笘がゴールに絡めなかった原因を尋ねると、「「メンタル的なところの余裕がなくなったのか、少し焦りがあったのか、(ゴールに)嫌われたところもありました。怪我人が増えて、(決定力のある)選手がいなくなって、そういう時にいかに自分ができるかってところで、少し負担がかかった」と話して、チームの中心選手となったことでかかった重圧の存在を明かした。
しかし「試合に出続けたことはポジティブですし、大きな怪我は少なかったんで、そこは良かった」とプレミアデビュー年からレギュラーをつかんだことは評価。ただし「プレーの質はもう1段階上げないと来季は厳しいかなと思っています」と続けて、早くも欧州戦との併用になる2年目のシーズンを睨んだ。
さらにプレミアリーグの1年目は「サッカー漬けの毎日。コンディションを気遣っている毎日でした」と語って、無我夢中のシーズンだったことも明かした。そしてブライトンは「天気もいいですし、海も近いですし、すごく住みやすいっていうことと、サポーターはホームもアウェイでもすごい。大きな声を出して声援してくれますし、すごく温かいなっていうのは感じてます。ユニオンの時もそうでしたけど、やっぱり素晴らしいサポーターとやれてるっていうのは思ってます」と語ると、チームメイトやスタッフも「いい人しかいないなと思っています」と笑顔できっぱり。イングランド南部の美しいビーチタウンを本拠地とするブライトンの人間関係の素晴らしさも明かして、プレミアの風雲児となったデビュー・シーズンを締め括った。
