
伊藤は14日の午前中に浦和でのトレーニングを終えると、日本代表からMF川村拓夢が離脱したことを受けて追加招集された。その日の代表のトレーニングが終了してから到着した伊藤だが、翌日の国際親善試合エルサルバドル戦では完全にぶっつけ本番となる状況ながら、残り15分ほどで途中出場して代表デビューを果たした。
一方で浦和との違いとして、ドイツなどの欧州5大リーグでプレーする選手もいる日本代表と比較すれば、強度の高いプレーを連続して繰り返せるかどうかという点で課題が残った実感を持つという。
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欧州とのプレー強度の差を指摘「これは敦樹だけでなくチーム全体の課題」

そしてJリーグとヨーロッパの違いについて「強度のところではヨーロッパと日本では少しレベルに差がある。ヨーロッパのリーグでプレーしている選手の中に入ると、その違いを敦樹は感じただろう。ただし、その要素はフィジカルコーチたちと共に上げるための準備をしている。ゲーム中にいかに回復するのかも大事。どのクラブでもやっていることだが、浦和でも乳酸値テストを行った。3か月ごとに行っているが、数字は良くなってきている。サマーブレイクの前にもう1回テストを行うが、その数値を見てまた方向性を決める」と言及した。
浦和は今季の公式戦25試合のうち、12試合で先制を許している。そのまま敗れたのは3試合とはいえ、指揮官は「最も大きな改善点の1つは、立ち上がりの強度のところ。それが不十分な試合が多かった」と、ここでも強度に言及した。代表から戻る伊藤は、感じた差をチームの意識に還元できるか。「昨シーズンも浦和から代表に行く選手は多くなかった。選手たちにはしっかりハードワークしてもらって、代表の一員になれるように頑張ってもらいたい」と話すスコルジャ監督だけに、そうした効果も伊藤への期待の1つにありそうだ。
