
日本代表はFIFAワールドカップカタール2022をベスト16で終えた後、2023年に入ってからはここまで9試合を消化。成績は7勝1分1敗で、現在は7連勝中と波に乗っている。16日に開催された2次予選の初戦であるミャンマー代表戦では、上田綺世のハットトリックもあってゴールラッシュを披露し、5-0と大勝を飾った。一方のシリア代表も北朝鮮代表を1-0で破り、白星発進に成功。2次予選で2連勝を目指すチーム同士の一戦となる。
日本代表は過去にシリア代表と11度対戦。9勝2分と無敗をキープしており、得点数は「27」、失点数は「9」となっている。直近では2017年6月7日に開催されたキリンチャレンジカップ2017で対戦しており、当時は1-1のドローで終了していた。
日本代表を率いる森保一監督は、ミャンマー代表戦のスターティングメンバーから谷口彰悟と上田綺世を除く9選手を変更。キャプテンの遠藤航を筆頭に、冨安健洋、伊東純也、久保建英といった面々が先発に名を連ねた。三笘薫不在の左サイド2列目には浅野拓磨が起用されており、21歳の若き“守護神”鈴木彩艶がゴールマウスを守る。
【スコア】
シリア代表 0-5 日本代表
【得点者】
0-1 32分 久保建英(日本代表)
0-2 37分 上田綺世(日本代表)
0-3 40分 上田綺世(日本代表)
0-4 47分 菅原由勢(日本代表)
0-5 82分 細谷真大(日本代表)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e627d4dbee3c8709634408a364dc5d5c10a64a5
久保建英の先制ゴールから日本代表がゴールラッシュ

1点リードを奪った日本代表は直後の37分、敵陣左サイドを駆け上がった伊藤洋輝がボールを呼び込み、ダイレクトでクロスボールを上げると、ファーサイドに飛び込んだ伊東が頭で折り返し、最後は中央で待っていた上田が押し込む。日本代表が早々とリードを広げた。
続く40分には久保がペナルティエリア右でパスを受ける。スルーパスに反応した伊東が中央へ折り返すと、最後は上田がダイレクトで仕留める。上田の2点目で日本代表が3点をリードし、前半は終了した。
後半に入っても日本代表の勢いは止まらない。47分、ペナルティエリア手前で得たフリーキックを久保が横へ流すと、同じくキッカーのポジションに立っていた菅原が思い切り良く右足を振り抜く。狙い澄ました一撃がゴール右に吸い込まれ、菅原の初ゴールで日本代表が4点目を決めた。
4点リードで終盤に突入すると、82分には再び日本代表がゴールへ襲いかかる。ペナルティエリア左でパスを受けた伊東が中央へ繋ぐと、最後は途中出場していた細谷真大が左足でゴールネットを揺らした。細谷もA代表で記念すべき初ゴールを決め、日本代表が2試合連続で5得点を記録している。
試合はこのままタイムアップ。日本代表が5得点を奪い、中東開催のアウェイゲームでも力の差を見せつけた。これで日本代表は2次予選2連勝と好スタート。2023年に行われた国際Aマッチ成績を8勝1分1敗とし、年内最終戦で8連勝を飾った。