サウジ２部クラブがマンＣデブルイネ獲り、オーナーは１００兆円企業

イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーに所属するベルギー代表MFケビン・デブルイネが、来夏にサウジアラビア2部アルカドシーヤに移籍する可能性が浮上してきた。

アラビア語圏の高級紙「アウサット」は「アルカドシーヤが、マンチェスターCのベルギー人MFのケビン・デブルイネとの契約に動く計画だ。この作戦は来年夏に予定されている」と報じた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/245e6f6d95317dd335a67aed823c42dfe581353b

アルカドシーヤのオーナーはサウジアラビアの石油大手「アラムコ」。国際サッカー連盟（FIFA）と年間9600万ユーロ（約156億5000万円）の10年契約を結ぶと報じられたばかりの同国最大の国営企業で、総資産は6648億ドル（約100兆円）にも及ぶ。「最近アラムコがクラブを買収したことで、チームへの投資意欲が高まっている」と強豪へ育てるべく爆買いを計画しており、その第1弾としてデブルイネの白羽の矢を立てた。

デブルイネは2025年夏までマンチェスターCとの契約が残っているが、来夏は契約期間が残り1年となることで契約延長交渉の展開次第で放出の可能性がある。大物のデブルイネは数百億円規模の契約が確実で、マンチェスターCにとっても莫大な移籍金を得られることから、交渉が一気に進展することもありえる。

「デブルイネのような選手に対するアルカドシーヤの関心は、アラムコによる財政的支援と相まって、クラブが自らをより高いレベルに投影しようとする大胆な試みを示唆している。しかし、この移籍を実現させ、チームの地位と競争力を高めるためには、昇格を達成することが重要な要素となる」と同メディアは指摘。今後は来季の1部昇格がカギになりそうだ。