イラン、アジアカップ4強で散る…2連覇を目指す開催国カタールが撃ち合いを制して決勝進出! | footcalcio

イラン、アジアカップ4強で散る…2連覇を目指す開催国カタールが撃ち合いを制して決勝進出!

アジア杯

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AFCアジアカップカタール2023・準決勝が7日に行われ、イラン代表とカタール代表が対戦した。

今大会の決勝に進む2チームがいよいよ決定する。今大会、イラン代表はグループCで3戦全勝と安定感のある戦いを披露。決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)ではシリア代表と激闘を演じ、1-1で突入したPK戦を勝利した。準々決勝では3大会ぶり5度目の優勝を目指した日本代表と対戦。前半に守田英正のゴールで先手を取られながらも、後半に怒涛の攻撃を見せ、2-1で逆転勝利を飾った。2大会連続で準決勝へ駒を進めている。

対する今大会の開催国も、グループAの戦いで3戦全勝。得点数は「5」、失点数は「0」と、盤石の戦いを見せた。ラウンド16ではパレスチナ代表に先手を取られながら、前半アディショナルタイムと後半立ち上がりの得点で2-1と逆転勝利。準々決勝のウズベキスタン代表戦はPK戦までもつれ込む死闘となったが、GKマシャアル・バルシャムが3本のシュートを止める大活躍を見せ、3-2でPK戦を制す。2連覇に向けて着実に勝利を積み重ねてきた。

【スコア】

イラン代表 2-3 カタール代表

【得点者】

1-0 4分 サルダル・アズムン(イラン代表)

1-1 17分 ジャッセム・ガベル・アブドゥルサラーム(カタール代表)

1-2 43分 アクラム・アフィフ(カタール代表)

2-2 51分 アリレザ・ジャハンバフシュ(PK/イラン代表)

2-3 82分 アルモエズ・アリ(カタール代表)

https://news.yahoo.co.jp/articles/e15f92325713ee65e581fdfe0b5cb4ebb12df9fb

決勝カードは前回王者のカタール対初進出のヨルダンに決定

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試合は立ち上がりの4分、イラン代表が得意のロングスローから試合を動かす。右サイド高い位置で得たスローインをジャハンバフシュがペナルティエリア内まで届けると、ニアサイドへ飛び込んだサイード・エザトラヒが頭で逸らすも、ボレーシュートを狙っていたアズムンの前でペドロ・コレイアが先に触る。クリアボールが空中へ舞い上がると、落下地点に入ったアズムンがダイレクトでバイシクルシュート。アクロバティックな一撃を叩き込み、イラン代表が幸先良いスタートを切った。

その後も試合はイラン代表のペースで進み、タレミやサマン・ゴドスがフィニッシュまで持ち込むシーンを作る。対照的にカタール代表としては押し込まれる時間が続き、苦しい展開に。

それでも17分、セカンドボールを拾ったタレミに最終ライン背後へ抜け出されたところを、アルマフディ・アリ・ムフタルの見事なスライディングタックルで凌ぐと、ここからボールを前進させる。左サイドからのクロスボールは跳ね返されたものの、クリアボールを拾って再びパスを繋ぐと、敵陣で前を向いたペドロが右足で浮き球のボールを供給。ボックス内で収めたアフィフが時間を作ってマイナスへ落とすと、ジャッセム・ガベル・アブドゥルサラームが右足を振り抜く。相手に当たってディフレクションしたシュートは、GKアリレザ・ベイランヴァンドの頭を超えてゴールの中へ。カタール代表がワンチャンスで試合を振り出しに戻した。

その後はイラン代表が両サイドの幅を使いながら、カタール代表守備陣のスペースを突いてボールを進めるシーンが目立ったが、勝ち越し弾を挙げるには至らない。カタール代表も奪ってからのボールを“エース”のアフィフに集めるプレーが徹底されており、背番号11を中心にアルモエズ・アリらが徐々にゴールを脅かす場面を増やす。

前半は1-1で終盤に突入したものの、ここで違いを見せたのはカタール代表の“エース”だった。43分、鋭い出足で敵陣へ飛び出したアフマド・ファトヒーがボールを奪うと、パスを受けたアフィフがペナルティエリアに侵入して右足一閃。ボックス左の位置から狙い澄ましたコントロールショットを突き刺し、カタール代表が逆転に成功して前半を終えた。

ハーフタイム明け、イラン代表はオミド・エブラヒミとハジサフィを下げて、モハマド・モヘビとミラド・モハマディを投入。同点を目指して後半キックオフ直後から勢いを持って前に出ると、ジャハンバフシュの突破から右コーナーキックを獲得。コーナーキックは1度跳ね返されたものの、セカンドボールを回収し、ボックス内での混戦からエザトラヒが右足シュート。OFR(オンフィールドレビュー)によって、このシュートをブロックしたファトヒーのプレーがハンドと判定され、イラン代表にPKが与えられた。

キッカーを務めるのは、日本代表戦と同じくジャハンバフシュ。準々決勝では左隅にパーフェクトな一撃を叩き込んでいたが、今度は中央へ落ち着いて蹴り込み、今度はイラン代表が試合を振り出しに戻した。

アンラッキーな判定もあって同点に追い付かれたカタール代表だったが、失点直後に反撃へ。A・アリからのパスを引き取り、ボックスへ侵入したユスフが左足を振り抜くも、ここはGKベイランヴァンドに弾き出される。ここで獲得した左コーナーキックをショートで繋ぐと、アフィフのセンタリングにペドロが頭で合わせたが、ゴールライン上でクリアされた。

その後試合はより一層オープンな展開となる。75分にはゴール前でセンタリングの折り返しを受けたタレミ、こぼれ球に詰めたアズムンがゴールに襲い掛かるが、カタール代表も体を張った守備でゴールを許さない。

すると82分、今度はカタール代表がゴールへ迫る。左サイドからアフィフが上げたクロスボールはボックス内で跳ね返されたものの、こぼれ球を拾ったアブドルアズィーズ・ハーティムが左足を振る。このボールをボックス内で余っていたアルモエズ・アリが拾い、右足でゴールネットを揺らした。“主砲”の今大会2点目で、カタール代表が勝ち越しに成功した。

後半のアディショナルタイムは13分。イラン代表は同点を目指して前に出たが、中盤でボールを失ったところから背後へロングボールを送り込まれると、ショジャー・ハリルザデーがアフィフを倒してしまう。当初はイエローカードが提示されていたものの、OFRを経てカードの色が変更。イラン代表は10人での戦いを強いられ、窮地に立たされた。

試合終了間際にはボックス右で前を向いたジャハンバフシュが右足を振り抜くも、シュートはポストに嫌われる。手に汗握る13分間となり、両チームがチャンスを作ったが、これ以上の動きはなく、試合はタイムアップを迎えた。

2000年、2004年大会に日本代表が成し遂げて以来の大会連覇を狙うカタール代表が、イラン代表との激闘を制し、2大会連続でファイナル行きの切符を掴み取った。一方、イラン代表はここで敗退が決定。2大会連続で、準決勝で姿を消すこととなった。

今大会の決勝は、日本時間で2月10日の24:00(11日の0:00)に『ルサイル・スタジアム』にてキックオフ。勝利したカタール代表は、初の決勝進出を果たしたヨルダン代表と対戦する。

コメント

  1. 名無し より:

    バルデラマ?

  2. 名無し より:

    ヨルダン頑張れ

  3. 名無し より:

    日本韓国オーストラリアイラン
    どれも決勝行けないとは正直予想できなかったな

  4. 名無し より:

    ヨルダンvsカタール予想できたやついるの?

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