今季のラ・リーガにおいて、優勝争いの行方を左右する一戦が始まる。現在首位を走るレアル・マドリードは、ここまで18勝4分1敗。ラ・リーガでは昨年9月に行われた第6節アトレティコ・マドリード戦(●1-3)を最後に負けがない。前節はホームで行われたマドリード・ダービーの“リターンマッチ”を1-1のドローで終え、ラ・リーガでの連勝が「6」でストップ。それでも、今節を勝利で飾れば2シーズンぶりの優勝に大きく近付くことができるだろう。
一方、ジローナはここまで17勝5分1敗と好調をキープし、レアル・マドリードを勝ち点差「2」で追う2位につけている。唯一の敗北は、昨年9月に開催された第8節レアル・マドリード戦(●0-3)。当時は完敗を喫したが、その後はバルセロナやアトレティコ・マドリードといった強豪も撃ち合いの末に下しており、2位で“リベンジ”のチャンスを得た。今節を勝利すれば単独首位に浮上。2017-18シーズンにクラブ史上初の“プリメーラ”に身を置き、その後は降格も経験しながら1部は4シーズン目となる中、今や今季のヨーロッパで最大の“サプライズ”を巻き起こすチームとなっている。
【スコア】
レアル・マドリード 4-0 ジローナ
【得点者】
1-0 6分 ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)
2-0 35分 ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)
3-0 54分 ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)
4-0 61分 ロドリゴ(レアル・マドリード)
https://news.yahoo.co.jp/articles/34cb7210f8b3707a15ebc8f88465d65c45718820
レアル、ジローナとの首位攻防戦に圧勝
先手を取ったレアル・マドリードはジローナに良い形での前進を許さず、試合の流れを掌握。23分にはバルベルデ、32分にはベリンガムがそれぞれフィニッシュまで持ち込むシーンを作ったが、ゴールネットを揺らすには至らない。
それでも35分、左サイドでクロースからサイドチェンジのボールを受けたフェルランド・メンディが斜めへ繋ぐと、大外で前を向いたヴィニシウスは、ベンチに座っているルカ・モドリッチを彷彿とさせるようなアウトサイドでスルーパスを流し入れる。背後から飛び出してきたベリンガムはGKパウロ・ガッサニーガもかわして無人のゴールに流し込み、レアル・マドリードがリードを広げた。
前半はこのままレアル・マドリードの2点リードで終了。後半に入ると立ち上がりからジローナが前への圧力を強めたが、なかなか良い形でフィニッシュまでは持ち込めず、53分にA・ガルシアが放ったミドルシュートも枠を捉えきれない。
するとレアル・マドリードは54分、敵陣左サイドでクロースからのパスを受けたヴィニシウスがドリブルをスタート。見事なダブルタッチで対峙したヤン・コウトをかわし、自ら右足を振るも、シュートはGKガッサニーガに阻まれる。それでも、こぼれ球に詰めていたベリンガムがきっちりと押し込んだ。ジローナに流れが移りそうな展開の中、レアル・マドリードがそれを許さず、勝利を手繰り寄せる3点目を決めた。
直後にベリンガムはピッチ上に座り込み、ブラヒム・ディアスとの交代でピッチを後にする。61分にはヤン・コウトへのプレッシングでヴィニシウスがボール奪うと、今度は引き取ったロドリゴがドリブルを開始。中央のスペースを自ら持ち運び、体制を崩しながらも右足でねじ込み、レアル・マドリードが勝利を決定付けた。
試合終了間際の90分には、ピッチ中央付近でうまくターンしたアルダ・ギュレルが見事なドリブルで前進し、ボックス内でヤン・コウトのファウルを誘発。レアル・マドリードにPKが与えられたが、ホセルが右足で放ったシュートは左ポストに嫌われた。
その直後、アディショナルタイムがとられることなく試合はこのままタイムアップ。レアル・マドリードはヴィニシウスを起点とし、シンプルながら精度の高い攻撃で、大量4ゴールを挙げた。加えて、今季のラ・リーガでも屈指の攻撃サッカーを持ち味とするジローナが相手ながら、クリーンシートも達成。首位の座をしっかりとキープした。ジローナとしては16試合ぶりの黒星を喫し、首位との勝ち点差が「5」に広がった。
コメント
本職のCB一人もいないのに完勝だったな
ヤンコウト可哀想になった
さすがに市場価値5倍差はどうにもならんか
まぁとりあえずヴィニシウスがすごかったわ
しかし上手いねぇ、個人技。美西薄さすがだわ。