曰く、バルセロナが現陣容を維持する理由は2つ存在する。一つは純粋にスポーツ面の観点で、デコSD(スポーツディレクター)率いる強化部門はFWラミン・ヤマル、MFペドリ、MFガビ、DFアレハンドロ・バルデ、DFパウ・クバルシ、DFロベルト・アラウホら、チームの未来を託せる選手たちの放出を望んでいないようだ。
そして、もう一つの理由はやはり、財政面の観点から。ラ・リーガのサラリーキャップを大幅に超過しているバルセロナは、たとえ有力選手を売却したとしても同じレベルの代役を獲得できない状況に陥っている。リベロ・フットボール・ファイナンスからの4000万ユーロの資金調達が最終的にかなわず、その補填ができていないことも響いている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c350d687f1c4831439ad965609f2470b41ee8600
ラポルタ会長は来季も現陣容を維持する考え
🇪🇸来季は現陣容をほぼ維持することに#バルセロナ が選手を売却しても補強できない理由とは?
仮に #フレンキー・デ・ヨング を1億ユーロで売却しても、使用可能額はマイナス260万ユーロ…。https://t.co/hIi4znRmFQ
— GOAL Japan (@GoalJP_Official) March 25, 2024
ラ・リーガのサラリーキャップを超過している状況のクラブはそのペナルティーとして、人件費の5%以上を占める選手を売却した場合、その選手のために支払っていた年俸の60%分しか使用することができない(占める割合が5%未満の選手の場合は50%のみ)。5%以上を占めるフレンキー・デ・ヨングを売却すれば、人件費で余裕ができるのは、彼のグロス年俸1800万ユーロの60%分となる1080万ユーロとなる。
そしてサラリーキャップを超過している状況のクラブが、移籍金として得た収入から使い回すことができるのは35%のみ。F・デ・ヨングを移籍金1億ユーロで売却した場合、契約が2年残っていることから、その分の移籍金の減価償却費2400万ユーロを差し引いて7600万ユーロとなり、その35%分となる2660万ユーロだけを使用できる。
つまりバルセロナはF・デ・ヨングの売却で、1080ユーロと2660万ユーロを合わせた3740万ユーロを使用できることになる。が、ここで重くのしかかるのがリベロから調達できなかった4000万ユーロである。早く埋め合わせなければならないそ同額を差し引けば、バルセロナが使用できる額は……マイナス260万ユーロになってしまうのだ。
『マルカ』はまた、もしF・デ・ヨングに加えてアラウホを売却したとしても、バルセロナが使用できる額は2500万ユーロ程になると計算する。
コメント
4000万ユーロ払ってくれないのって例のドイツの企業か
バルサは他から集めた融資で新しい映像コンテンツ会社作るはずだったのに
この4000万ユーロを支払ってもらえないせいで資金不足で頓挫寸前
もし映像コンテンツ会社が立ち上げられなかった場合
集めた融資額に利子つけて出資元に全額返金しないといけなくなる