クロース、引退前最後のベルナベウの一戦で涙…「途中までの僕はかなり強かった。でも子供たちの泣いている姿にやられてしまった」

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レアル・マドリーは25日のラ・リーガ最終節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのベティス戦をスコアレスドローで終えた。この試合は引退を発表しているMFトニ・クロースにとって、ベルナベウでの最後の一戦となっている。

先に今季限りでの引退を発表したクロース。フットボール史に残ることになるこの名選手を、マドリーの面々および観客は可能な限りの方法で称えていた。

入場時、チームメートは8番のユニフォームを着てクロースのために花道をつくり、南スタンドでは「伝説よ、ありがとう」の大横断幕が掲げられた。また試合後には胴上げが行われ、観客もほとんど帰ることなく10年にわたってマドリーに貢献し続けた史上屈指のゲームメーカーに対して、スタンディングオベーションを送り続けている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/61aa6a73c153cc1ca418f6c29f1d0524a9ac98ab

レアル・マドリード、ラ・リーガ最終戦はベティスとドロー



その後に『レアル・マドリーTV』とのインタビューに応じたクロースは、次のような感想を述べていた。

「今日の感覚はいつもと違った。ベルナベウでの最後の試合だったし、できる限り楽しみたかったんだ。実際、1分1分噛み締めていたよ。ここでは2週間に1回プレーしてきたけど、本当に特別なことだった。今後数年間はそのことを感じ続けるだろうね」

この日も先発出場したクロースは86分に交代でピッチを去ったが、ベンチに戻った後には3人の子供たちを次々に抱きかかえた。子供たちは泣いていて、ドイツ代表MFの目からも涙があふれていた。

34歳という早期での引退、キャリアの最盛期にスパイクを脱ぐことは、クロースにとってはその高精度のパスのように狙い通りものだった。だが涙を流すことまでは、計算していなかったようだ。

「子供たちが泣いているのを見るまでは、かなり強かったんだけどね。子供たちにやられてしまったよ」

「クラブ、チームメート、このスタジアムには感謝することしかできない。僕はこの10年間、ずっと自分の家にいるように感じ続けてきた。これ以上は何も望めないよ。僕は忘れられない日々を過ごしたんだ」

クロースはまた、6月1日に行われるチャンピオンズリーグ決勝ボルシア・ドルトムント戦に向けて気を引き締めている。

「この試合を前に引退を発表したかった。明日以降、この件について忘れるためにね。タイトルを勝ち取ること……自分にとっては、それこそが最高の去り方となるんだよ」

レアル・マドリー対ドルトムントは日本時間2日早朝4時より試合開始予定。

コメント

  1. 匿名 より:

    引退撤回してくれ…

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