3分け1敗で迎えた敵地での一戦、17分にCKからキャプテンのトニ・ライストナーがダイレクトで合わせて先制点を奪ったSTVVは、虎の子の1点を死守。5試合で3点しか奪えない得点力の低さは相変わらずだが、総失点5の守備力が活きた試合だった。
このアウェーマッチ、STVVでは日本人選手が4人出場。GKシュミット・ダニエル、DF橋岡大樹、MF香川真司(この試合はFWでプレー)。そして前日に加入が発表されたばかりのFW岡崎慎司が、林大地が負傷欠場もあり、早くもスタメンに名を連ね、新天地デビューを飾った。
36歳の新加入ストライカーは、初お目見えの一戦から持ち前の積極性を発揮。2018年の日本代表以来となる香川との共闘でフィニッシュを狙い、開始9分にはヘディングシュート。チャンスに絡む場面は多くなかったものの、ポジションを下げて守備に勤しむ献身性も示し、いきなりフル出場。チームの初勝利に少なからず貢献してみせた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/187c4ae6af950d28912d762bf3b748f5035a0920
STVV入団の翌日にいきなりデビューを飾った岡崎。そのパフォーマンスには賛辞が寄せられた
「日本では、年を取るとロッカールームでは敬われるところがありますが、欧州ではそんなことはありません。だから、年齢の違いはあまり目立ちません。なかなか練習ができず、試合の終盤は少し疲れましたが、それ以外はフィットしていたと思います」
「このチームで、真司と(クリスティアン・)ブリュルスを背後に置いて攻撃するのは、とても素晴らしいです。2人とはサッカーの見方が同じであり、またスペインでプレーしたという共通点もあります。スペインの2部リーグとはいえ、技術レベルは非常に高いです。そして僕の場合は、それ以上に経験をベースにしています。年齢は僕にとって、アドバンテージです」
「僕は変わらず野心的であり、サッカーをとても愛しています。それが全てです。STVVには、立石(敬之クラブCEO)さんのことを知っていることもあり、代理人を通してコンタクトを取って、練習に参加できるか打診しました。そして、ホラーバッハ監督が僕のことをすぐに気に入ってくれたのは明らかで、『君が必要だ』と言ってくれました。練習で僕が、幾度もゴールを奪ったからです」
「オーステンデ戦では、ゴールを奪わなければいけなかったと思います。序盤にそのチャンスもありましたが、チームの得点は1点止まりでした。しかし、香川、ブリュルスとともに、あと数試合をこなせば、我々は間違いなく強さを発揮できると思います」
このように語った背番号30のベテランがデビュー戦で魅せた精力的なプレーについて、オーステンデ戦で殊勲者となった32歳のCBライストナーも、「彼の年齢であれだけ身体を酷使できるとは……。正直に言えば、自分が同じ歳になってピッチに立つのは御免こうむりたい(笑)」と感嘆するしかなかった。
また、サッカー専門サイト『VOETBALKRANT.COM』は「オカザキとカガワがベルギーで攻撃コンビを組むことになると、誰が想像しただろうか? 2人の日本のスーパースターがキックオフを迎えた」と報じ、「まだプレーできる。コンディション、走力ともに何ら問題はなく、試合開始から10分後には、早くもヘディングシュートを放っていた。STVVは、より良いチームとなった」と、そのプレーをポジティブに評している。
コメント
怪我がこわいけど、ここまできたらやれるところまでやるしかないな
岡ちゃんと香川って欧州で名の通った選手のツテができたことの方がでかいだろ
選手引っ張ってきてもらえよ