「フライブルクのベストプレーヤーだ!」EL初戦で鮮烈弾の堂安律に多方面から賛辞! 指揮官は「非常に勤勉」と姿勢も称賛

堂安律

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現地時間9月8日、ヨーロッパリーグ(EL)のグループステージが開幕し、グループGではフライブルクが2-1でアゼルバイジャンのカラバフ相手に逆転勝利を飾った。

試合は開始7分で動き、ホームのフライブルクがCKでの混戦の中で得たPKをヴィンチェンツォ・グリフォが決めて先制、さらに15分には堂安律が右サイドからのカットインで相手選手を3人かわしたところで、ゴール左隅に見事なシュートを突き刺して加点。しかし、39分にアウェーチームの強烈なミドルを食らって1点を返される。その後、幾度も決定機を与えたが、これをしのいで逃げ切りに成功した。

素晴らしいテクニックで決勝点を挙げた堂安は、5日前のブンデスリーガ第5節レバークーゼン戦(3-2)に続いて公式戦2試合連続で勝利の最高殊勲者となった。試合後、自身のSNSでゴール場面などの写真を公開して「素晴らしいELのスタート」と投稿した背番号42に対し、クラブは公式サイトで「9分にクリスティアン・ギュンターの鋭いクロスからの好機を決め損なったが、その6分後、日本人選手はより上手くプレーできることを証明した」と伝えている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/90bb7e06c060a2ebfb875cbab1f0275fe276b0af

「アゼルバイジャン王者との対決において、最も目立つフライブルガーのひとりとなった」

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現地メディアの報道を見ると、日刊紙『BILD』は1~6の採点で最高の「1」を堂安に与え、寸評では「再び守備をくぐり抜け、見事なゴールを決めてチームに2点目をもたらした。ELで5試合目を迎えた彼にとって、これが最初のゴールだった。フライブルクにおけるベストな選手だ」と絶賛。また、この記事の見出しを「フライブルクのスターである堂安が、全ての選手の上でそびえ立つ」と綴った。

サッカー専門誌『Kicker』は、「9分に至近距離からゴールを逃したが、この攻撃的な選手は、わずか6分後に失われた時間を取り戻した。スピーディーなドリブルの後、堂安はボールをファーサイドの隅に流し込んで2-0とした」と綴って、「最初は拙かったが、次第に上手くいくようになった」とまとめている。

フライブルクの所在するバーデン=ヴュルテンベルク州の地元メディア『SWR』は、「新人の堂安は、フライブルクで見事な活躍を見せており、それはELでも同様だ。彼はフライブルクでの7試合で、すでに4ゴールを挙げている。今夏、最も高価な800万ユーロ(約11億円)の移籍金で加入した選手は、フライブルクがブンデスリーガと欧州カップ戦の両方でうまくシーズンをスタートさせる上で、重要な役割を果たした。それは、チームの急速な成長の象徴でもある」と報じた。

他にも、「アゼルバイジャン王者との対決において、最も目立つフライブルガーのひとりとなった。15分の注目すべきゴールで、クリスティアン・シュトライヒ監督が成功裏にELにカムバックする道を切り拓いた」と綴り、また「彼はそれ以前のシュートミスを引きずることなく、素晴らしいゴールを決めてみせた」との指揮官のコメントも紹介している。

大手総合週刊誌『DER SPIEGEL』は「堂安の夢のソロゴール」「彼のゴールは、接戦となったカラバフ戦のハイライトだった」「15分に堂安が見応えのあるゴールを決めてリードを広げた」と記述。また国際的な放送局『n-tv』は「新加入の堂安は序盤から調子が良く、ELでの初戦の成功も達成するなど、最高の選手のひとりだ」と称賛し、さらに以下のように続けている。

「この日本代表選手はスピーディーかつ技術的に熟達しており、ドリブルを得意としている。守備は得意ではないが、シュトライヒ監督は、この身長172センチの選手を『彼は今日もまた、(SBの)キリアン・シルディリアと連係し、最高のプレーを見せた。非常に勤勉であり、素晴らしかった』と称賛している」

最後にフライブルクの地元紙『Badische Zeitung』は、「堂安の素晴らしい個人のパフォーマンスによって2-0にリードを広げ、フライブルクはELにおいて素晴らしいスタートを切った」とレポートし、ポジティブに日本人アタッカーを評した。

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次戦、フライブルクはボルシアMGと対戦する。

コメント

  1. 名無し より:

    守備でも結構貢献してるからなぁ
    次節、板倉との対決見たかったけど残念だわ・・。

  2. 名無し より:

    堂安は守備はいける方だろ。
    守備の戻りが悪いアタッカーなんて掃いて捨てるほどおるw
    インタビューとかでも守備の立ち位置の修正が細かくてこの監督スゲーって言ってるし、守備で戦術的に立ち回るの好きっぽい。

  3. 名無し より:

    『守備は得意ではないが』に衝撃を受けた。恐らくポジショニングとかのことを言ってるんだろうが、それが向こうでの標準的な認識なのだとしたら日本にはない感覚で興味深い。
    日本代表で守備のポジショニングを見られるのはDFぐらい(主に長友w)だから文化の違いはあるだろうな。
    もちろん実際海外に行ってる選手たちはわかっているんだろうけど、今の代表監督は…

  4. 名無し より:

    ※3
    そこらへんを日本人監督に求めるのは実際に体感するのと見ただけじゃ全然違うから酷だと思うけどね。アジア人監督はもちろん、黒人監督が欧州で当たり前になってない現実を見るに監督の輸出は実力以上の厚く高い壁があるのは明らかだしな。

  5. 名無し より:

    >>3
    いやデュエルの部分だよ
    堂安の場合デュエル一回一回の質より精力的に動き回ってする分
    成功率が低くなるから機械採点みて評価すると下手扱いされる
    でも本当は貢献度高いんだけどね
    いわゆる機械採点ではわからない損な役回り

  6. 名無し より:

    そこらへんのところをファンボメル指揮のPSV時代は攻撃面での結果は残せずとも守備面を評価されて使われたんだよな。
    さすが現役時代はボランチやってただけある。
    まぁこの時のPSVは前線もボール収まらないわ、色々機能してなかったけど。
    堂安はアルミニアでバイエルンからもえぐいゴール決めてるし、今期のバイエルン戦でも期待してる。

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