
とはいえ、W杯での日本代表はピッチ内外で頼もしさを見せたベテランや躍進の原動力となった若手選手など、様々な個性が輝きを放った。
なかでも、今大会で初めてW杯のピッチを踏んだ選手が、それぞれのクオリティの高さを発揮している。堂安律、三笘薫、浅野拓磨、前田大然といった攻撃陣、さらに遠藤航、板倉滉、冨安健洋、谷口彰悟などは特に高い評価を受けた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/17b05e6d6dde6255d6ed25edd558012e0c0c37b4
元イングランド代表で磐田、札幌で活躍した点取り屋が激白

「クロアチア戦のPK負けから数日が経ち、私は日本代表のW杯での戦いについて複雑な心境に陥っている」
思いがくすぶるコメントを発しているのは、元イングランド代表経験を持つジェイ・ボスロイド氏だ。米スポーツサイト『The Sporting News』に、同氏による今大会の日本代表の戦いぶりを総括するコメントが掲載された。
そのなかでは、堂安や浅野など攻撃陣のパフォーマンスを称えている他、「ドイツとスペインに勝ったことは、間違いなく日本がサッカー国家として飛躍したことを示すものだった」として強豪国から勝ち得た白星を評した。
だがその一方で、大会全体を通しての森保一監督の選手起用などを疑問視する言葉が並ぶ。
ジェイ氏は「私がJリーグでプレーしていた頃も選手と契約を結ぶときに、実力ではなく、その選手がクラブで何をしてきたのか。あるいはドレッシングルームで大きな役割を担ってきた、という理由で契約されることがあるように感じていた」と自身の経験を振り返った。
その上で、「もちろん、優秀な選手がドレッシングルームにいることは望ましいことですが、やはり一流のサッカー選手でなければならないのです」と持論を展開している。
さらに、「サッカー選手である以上、履歴書は常に更新しなければならないし、監督は過去の経歴ではなく、常に今の仕事に最適な人物を選ぶべきだ」とジェイ氏は鋭く指摘する。
