
2022年、最も評価を落としてしまった選手は誰か。
クラブ、そしてFIFAワールドカップ・カタール大会の戦いを総合すると、チェルシーから再びインテルへ戻ったベルギー代表FWロメル・ルカクなのかもしれない。
ルカクは昨夏にインテルから9800万ポンドの移籍金でチェルシーへ移籍したが、2021-22シーズンはリーグ戦8ゴールに終わった。移籍金額から考えれば納得できない数字だろう。
チェルシー復帰は思うような結果に繋がらず、今夏には再びインテルへ。しかし怪我を負ってしまい、前半戦はほとんどプレイ出来なかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8398e3496bc178c12f0597a9cc7760152166a2ce
インテル復帰後ルカクに結果は出ていない

そんな中で迎えたワールドカップ・カタール大会。ベルギー代表監督ロベルト・マルティネスはエースのルカクを招集し、ルカクも懸命にコンディションを整えた。しかし、結果はグループステージ敗退だ。
ルカクのコンディションも明らかに悪く、試合勘も鈍っていた。グループステージ最終節のクロアチア戦では何度も訪れた決定機を決め切れず、そのたび頭を抱えるルカクの姿が印象的だった。
移籍情報サイト『Transfermarkt』の市場価値データでは、昨年12月時点でルカクの市場価値は1億ユーロもあった。それが1年経った今は5500万ユーロまで下落しており、4500万ユーロのマイナスだ。このマイナス幅は今年最も大きなものだという。数字だけを見るなら今年の1年で最も評価を落としてしまった選手と言える。
