
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6d77ca185e6a2e337a8513aa9a129f5be1231e4
選手としてやっている以上、そこは目指します

W杯メンバーから落選し、バックアップメンバーの打診も辞退。1次リーグでドイツ、スペインを破り、ベスト16でクロアチアにPK戦で敗れた仲間たちの姿を見つめた。「もちろん複雑な思いはありましたけど…。勝ってほしかったですね、最後」と、少し寂しそうに振り返った。
W杯では挫折も歓喜も味わった。14年ブラジルでは2試合に先発したが爪痕を残せなかった。しかし、18年ロシアでは、コロンビアとの初戦で決勝ゴールを挙げ、“大迫、ハンパないって”で世間の注目を集めた。カタールを目指した4年間もアジア予選などではエースとして君臨したが、落選の憂き目にあった。
今後は若手も台頭する中で、森保ジャパン復帰を目指すには進化も求められる。W杯で日本は組織的な守備からスピードを持って攻撃を繰り出し、強豪に勝った。抜群のボールキープ力という大迫の特長が出やすい戦いではなかったことも事実だ。それだけに「監督の理想、好みもある。結果が出たから、そこは信じてやるべきだと思います。サッカーの流れは速い。また違うスタイルになるかもしれないし、うまく合わせていかなければいけない」と、自身の成長を見据えた。
一方で日本はW杯で4度目となるベスト16敗退。受け身だけではなく、ボールを保持して主導権を握る時間を増やさなければ、ベスト8以上は望めない、という議論も続く。昨季神戸では負傷を抱えるなか、絶妙のポストプレーで味方の力を引き出し、自身もJ1リーグで7得点と違いを見せた。26年W杯時には36歳となり、中山の34歳を抜くFW最年長出場を目指すことになる。カタールでは、アルゼンチン代表FWメッシは35歳でMVPを獲得し、ポルトガル代表FWのC・ロナウドも37歳で出場した。円熟の境地へと踏み込めば、大迫の代表復帰も決して不可能ではない。
