この試合でカンブールのファン・ウェルメスケルケン際が3試合ぶりに先発。右SBを本職とする際がチーム事情から左SBを務めたことにより、AZの右SB菅原由勢と同サイドで相まみえた。試合前、菅原は際にこう宣戦布告したという。
「今日はガンガン行きますよ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/cef9f33fa02bc0842cf988fbf118e91e358f121e
「あそこは『行ける』と思ったんで仕掛けました。クロスから点が決まってたら、際くんに向かって思いっきりガッツポーズしようと思ったんですが。いや、しませんが(笑)。日本人対決で負けられません。そこは楽しめました」
際は「ダブルタッチではなかった」と言う。
「あれは五分五分のボールで、僕が先に触って由勢に落ちた、という感じでした。AZの右ウイング、オデガールドはクリエイティブで、彼がボールを持つとキープして時間を作られて由勢に走られるんで難しかった。2人とも負けたくないんでね。楽しかったです」
負けん気の強さが2人のコメントからも伝わってきた。
菅原は開始30秒にスライディングタックルでチームを救い、4分には右ハーフスペースへの駆け上がりから強烈なシュートを放つなど、前節のフェイエノールトとの首位攻防戦で惜敗したチームを引っ張った。22歳ながらAZ在籍4年の菅原は古参の一人として、18歳の若きCBフースをコーチングしながらリード。1点の守り切りに入った時間帯で、菅原が観客席に向かって大きくクリアすると、チームメイトもそれに倣った。7分間ものアディショナルタイムを凌ぎ切ってAZが勝利した瞬間、菅原はガッツポーズで喜びを爆発させた。
「7分もアディショナルタイムが……。ともかく集中しました。フェイエノールト戦も今日も疲れました。(優勝するために)僕らは残り11試合勝ち続けるしかない」(菅原)
暫定2位のAZはフェイエノールト、アヤックス、PSV、トゥエンテと激しい優勝争いを繰り広げている。一方、カンブールは最下位で降格の危機だ。しかし、専門家の声は「とても降格危機のチームと思えぬ試合内容」というもの。23試合で13ゴールという拙攻が響く。
1月からカンブールの指揮を振るウルテーは、守備に比重を置くチームに作り変えようとし、攻撃力を武器にする際の出場機会が減った。しかし、なかなかチームが機能せず。2月になると、カンブールらしいパスをつなぐサッカーに原点回帰する雰囲気が生まれ、「そろそろ自分の出番がありそうだな」と感じていた中での際のスタメン復帰だった。
「1月は鍛えるいいチャンスだったんで、自分にフォーカスしてかなりトレーニングしました。いい1月になりました。チームが円滑になる、気が利くプレーが僕は得意なので、そこを意識して今日はプレーしました」(際)
AZ戦の前半、持ち場を離れてアンカーの位置にポジションを取った際は、左に戻りながら敵のパスをインターセプトすると、絶妙のワンタッチパスをMFに付け、その直後のビッグチャンスの起点になった。
「FAカップのマンチェスター・シティ対アーセナルの試合を観たんですが、18歳の右SBリコ・ルイス(マンチェスター・C)の動きが『なるほど、これか』と参考になりました」(際)
AZ相手に75分間プレーした際は「ボールを落ち着かせ、パスを付けて、逆サイドに展開して、味方とコンビネーションで打開して、それができないときはキープした。チャンスがあればもっと上がりたかったんですが、そこはまだまだ」と振り返った。
コメント
ぜひとも代表で
おもしろいなぁ
なんだよくっそ楽しそうじゃん観たかったな
で、どっちのが大きかったの?
なんかバチバチでいいね
しかも若いしなぁ菅原
今回のW杯は怪我とかの兼ね合いで召集外ばっかで外れちゃったけど、必ず次のW杯は出れるだろうね
それまでにステップアップできてたら尚よし
エースがちんこ対決
菅原はそろそろ4大リーグで見たいよ
ブンデスとか余裕で通用すると思うんよね
>>8
例えばフランクフルトなら普通にスタメン取れると思う