
久保がゴールを決めたのは48分のことだった。ライン間のシルバが巧みなポジショニングでボールを受けて前を向き、スルーパスを送る。この絶妙なパスから最終ラインを突破した久保は、そのままペナルティーエリア内左に侵入して、やや厳しい角度から左足でボールを枠内に流し込んだ。ソシエダはその後、90分にMFアンデル・バレネチェアが追加点を決めて、公式戦7試合ぶりの勝利を飾った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/00566250240cd7237d05d27ecd7330436ab6777b
久保建英がシルバのお膳立てから今季5点目
「もしあのゴールを決めていなかったら、試合後のロッカールームでダビド(シルバ)に殺されているところでした。だから良かったですし、再びチームに勝利をもたらしてくれたダビドには感謝しています。彼こそがこのチーム最高の選手で、僕はずいぶんと恩を感じているんです。まあ、それは個人的なことですけど」
37歳のベテラン選手シルバは、この先制点のアシストだけでなく、試合を通して高パフォーマンスを披露。前半にも久保に決定機を供給していた。
「スタジアムは分かっていると思いますが、彼は前半も絶対にゴールにすべきチャンスを2回くれました。そこで責任を感じましたし、ダビドがアシストを記録してくれて良かったです。あれだけ良いボールをくれたんですから」
そして、これから合流する日本代表について問われた久保は、次のように返答している。
「今の調子が、まだ地位を確立できていない代表チームの後押しになればいいですけど。まだ若いチームで、難しい親善試合を戦うことを意識しなければなりませんが、個人的には日本にいてもラ・レアルのことを考えているでしょうね。僕たちの目標はチャンピオンズリーグ出場権獲得ですから」
「ゴールを決めて、勝利して代表に向かえるのはうれしいですね」