ドイツ1部で16位からプレーオフの末に1部残留を決めたシュツットガルトの日本代表MF遠藤航(30)の獲得に、同5位のフライブルクが乗り出していることが6日、分かった。移籍が実現すれば、同MF堂安律(24)とチームメートになり、来季は欧州CL出場の4位以内を目指す戦いに挑む。
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フライブルクが獲得に乗り出している、シュツットガルトの遠藤航
遠藤は19年8月、ベルギー1部シントトロイデンから当時ドイツ2部のシュツットガルトに期限付き移籍。その後完全移籍となり、1部昇格に貢献した。20―21年季には激しい当たりで名高い同1部で、1対1の局面での勝利数1位の「デュエル王」を獲得。21―22年季からは主将に就任すると、2年連続でデュエル王に輝くなど、チームに欠かせずサポーターからの支持も集める存在だ。
今季はデュエル勝利数で4位、ドイツで自己最多の5得点をマーク。プレーオフでも存在感を示して1部残留に貢献したが、チームは2年連続で残留争いに巻き込まれる苦しいシーズンを過ごした。一方で、個人としては高いパフォーマンスを維持した遠藤に、上位クラブが興味を示すのは当然だった。シュツットガルトとの契約は24年夏まで残すため、クラブ間を含めた交渉が行われることになる。
堂安が所属するフライブルクは今季、上位争いを演じたが、最終節に敗れて惜しくも欧州CL出場を逃した。今季5位、昨季も6位と近年は安定した成績を残しており、攻守にアグレッシブなチームスタイルも遠藤の特徴とマッチする。