https://news.yahoo.co.jp/articles/5487ec5af03b8ca8f940558d137c060935b4981b
ラージリストには入っていたので、そこに入るかもしれない、という期待はありましたが、実際は想像しがたかった
「ブンデスでデュエル王、キャプテンにもなったら、次はプレミアのトップクラブしかないと航は考えていました。それを叶えてあげたい気持ちも強かった。当然、(今夏は)他クラブからも話はあったんです、プレミアの下位クラブなど。しかしシュツットガルトは、(観客数では)ヨーロッパでも11番目ぐらい。よっぽどのことがない限り、移籍するメリットはないと。(航は)プレミアの他のレベルから話がきても、あまり興味を示さなかった。プレミアリーグで、CLで優勝できるレベル、というのが僕との間の共通認識でした」
元ブラジル代表MFファビーニョらが退団したリバプールが、遠藤航を獲得のラージリストに入れている情報は事前につかんでいたという。しかしオファーが届くかどうかは、時の運もある。しかしリバプールが獲得を目指していたブライトンのエクアドル代表MFカイセドが、チェルシー移籍を選んだことなどもあり、8月中旬にオファーが到来。その際、航本人は一切迷わず「行きましょう」と決断したという。
「日本人の選手で30歳、もしオファーが来るとしても最後の最後、玉突きで(9月1日に欧州の移籍マーケットが閉まる)8月の後半になると想像していました。ラージリストには入っていたので、そこに入るかもしれない、という期待はありましたが、実際は想像しがたかった。(リバプールは)クロップ監督もドイツ人で、強化部長も香川真司をドルトムントに呼んだドイツ人の方。航はイギリスではそこまで有名じゃなかったかもしれないけど、ふたりにとってはかなり知った選手だったこともありました。それでもシュツットガルトも残したいと思っていたので、ギリギリの交渉でした。そこのバランスを取るのは難しかった」
一方でリバプール移籍には、リスクも伴う。日本代表のキャプテンも務める航は、2026年W杯でも中核を担うことが期待されている存在。かつて香川真司がマンチェスターUで出場機会を減らし、調子を落として2014年ブラジルW杯で輝けなかった時のように、ビッグクラブの壁に跳ね返される可能性もある。
「シュツットガルトでプレーを続ける、中堅クラブに行って確実にポジションを取るというのは、自分を奮い立たせるものがなくなっていく可能性もあります。マンネリになり、チャレンジ精神がなくなり、チームを引っ張っていくばかりで成長がなくなっていくと、つまらないサッカー人生だと思ってしまうんじゃないかと。また(リバプールの)オファーの出し方を見れば、熱意はわかる。4年契約、この金額(移籍金推定30億円)というところを見れば。クロップ監督も少しずつ慣らしていくだろうし、現地の温度感含め、全然心配はしていないんです」
遠藤航がこれまで示してきた成長の過程も、ビッグクラブでの成功を期待させる理由のひとつでもある。湘南から浦和、ベルギー1部・シントトロイデン、シュツットガルト、そしてリバプールと、焦ることなく着実に階段を上ってきた中で、次々と課題をクリアしてきたクライアントに厚い信頼を寄せる。
「航がすごいなと思うのは、とにかく冷静なところ。他の選手の中には、とにかく移籍したいという選手もいる。でも航は慌てない。きっちりと自分の状況を分析して、克服していく。必ず私が出した課題を、100%返してくれる。シントトロイデンでは縦に速くプレーする点、ターンする点が伸びた。シュツットガルトではデュエルを求められ、リーグ1番になった。航は(体が)でかいわけでも、スピードがあるわけでもないので、ものすごく目立つわけではない。(味方の)選手達に(特徴が)浸透するには、時間がかかるタイプだと思うんです。そういう意味では、またやるだろうな、と」
長年に渡って欧州と日本の架け橋となる役割を担ってきた遠藤貴氏。今回のリバプール移籍には、日本サッカーが本当の意味で世界から認められてきたことを感じた出来事でもあった。
「これまでは30歳オーバーの日本人選手には、2億、3億ぐらいの移籍金しか支払うクラブはなかった。30億円という金額をリバプールが支払ってくれたことは、日本人の価値がすごく上がったんだなと。(川口)能活がポーツマスに来た当時は、日本人への評価はスポンサーが付くのか、シャツは何枚売れるんだ、とかを聞いてくることが多かったので。そんな時代から、今は選手が本当に評価されていると肌で感じた移籍でした」
世界のマーケットにはトレンドがあり、日々状況はアップデートされ続けている。今夏はサウジアラビアの“爆買い”が欧州のマーケットに大きな影響を及ぼした。遠藤航のリバプール移籍も、ファビーニョらがサウジ移籍を決断したことで実現したとも言えるが、取材の最後に今後中東のマーケットが日本人選手にどういった影響を与えるかを聞いた。
「実際に(遠藤氏の契約選手に)サウジのクラブからオファーもありました。1つや2つじゃなく、打診はきた。サウジ、UAEも含め、その国の選手のレベルが上がったときに、もっと大きく変わることもあるかもしれない。今、サウジは600億円ぐらいかけて、アカデミーの組織を強化していると言われています。中国はそこがうまくいかなった。トップだけ強化しても、次につながらなかった。それをサウジはやっている。一過性かどうか、といわれると、中国よりはちゃんとやっている。かつてフッキ(元ブラジル代表)が中国に行ったように、今までならJリーグに来ていたような優良外国人が中東に流れてしまうかもしれない。Jリーグへの影響は、そういった点で出てくる可能性はあります」
コメント
三笘が上げて遠藤が下げる
>>1
2人の活躍によってあなた自身の評価が変わるワケじゃないんだから、他人の評価の上げ下げなんて気にしてどうしたいの?
三笘はビッグクラブ以前に中堅の壁に跳ね返される心配しなきゃな
日本人はビッグクラブにこだわるけど、プレミアでスタメンになってシーズン5、6ゴールを続けられるだけでも十分凄い
プレミアだとビッグクラブ以外のウイングの得点力はそんなもんだからな
>しかしシュツットガルトは、(観客数では)ヨーロッパでも11番目ぐらい。
の割に金がねーってどういうことだい
プレミア下位だと行きたくなかったのは、以外
この記事香川にしろ川口にしろ嘗て他選手をダシにするような書き方までして一体何を伝えたいんだ。文見ると当時の状況本質を正確に扱ってるとは言い難いし。
>>4
ザックジャパン時代はインテル長友あたりからやたらビッグクラブの肩書き欲しがるようになったよな
選手もサポも
森保ジャパンになってからは現実見て、地に足の付いたチームで試合に出続ける事が大事って悟ってようやく冷静になったけど
三笘がブレイクしてビッグクラブの噂が出始めて、久保覚醒でマドリー出戻りは確実とか言われるようになって、更には実際に遠藤がビッグクラブ移籍して
最近またサポーターがビッグクラブビッグクラブとうるさくなり始めたように見える
>>2
典型的な負け犬の思考なんだから、これ以上は追い込みはやめてあげた方が良いと思うぞ
>>5
ドイツは健全運営すぎて経営では遅れをとったな
>>8
まあ、代表に取っては肩書きよりは出場機会ある方が良いね
>>5
回している金の量が違うからな
サウジは中国と違って組織全体が賄賂を求める
中抜き体質では無い分強化される可能性はあるやろうけど、
大幅にサウジに5大リーグの主力クラスを引き抜かれた分
遠藤を含めて移籍がしやすくなったのも事実やからなぁ。
>>1
誰かを上げる為に誰かを下げる様な奴の話を聞くのは実生活に置いても無駄だと思う
着実な出世街道だね。
で下げるなよ
>>16
お前がな
人間の価値を下げるなよ?