首位レヴァークーゼンを勝ち点差10(試合前の時点)で追いかける2位バイエルンは、チャンピオンズリーグのラウンド16第2戦でラツィオに3-0と勝利すると、リーグ前節のマインツ戦は8-1で大勝し、今節のアウェイゲームへ臨んだ。一方、最下位に低迷するダルムシュタットは、現在リーグ戦2連敗中で18試合未勝利と苦しんでいる。
【スコア】
ダルムシュタット 2-5 バイエルン
【得点者】
1-0 28分 ティム・スカルケ(ダルムシュタット)
1-1 36分 ジャマル・ムシアラ(バイエルン)
1-2 45+1分 ハリー・ケイン(バイエルン)
1-3 64分 ジャマル・ムシアラ(バイエルン)
1-4 74分 セルジュ・ニャブリ(バイエルン)
1-5 90+3分 マティス・テル(バイエルン)
2-5 90+5分 オスカル・ヴィルヘルムソン(ダルムシュタット)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d872aebceec79ae8e02027cc6e936d33a2e3cea7
2G1Aのムシアラと1Gのケイン
🇩🇪試合結果🇩🇪
バイエルン、ムシアラが2G1Aの活躍でダルムシュタットに大勝! ケインはリーグ戦31点目を記録https://t.co/un0wpA64TW🗣編集部より
「今季リーグ戦31ゴール目(26試合出場)を記録したハリー・ケインですが、後半にポストに激突。大事を取って途中交代となりました」 pic.twitter.com/ypiX3rsEom— サッカーキング (@SoccerKingJP) March 16, 2024
しかし、バイエルンもすぐさま反撃に出た。36分、アレクサンダル・パヴロヴィッチがペナルティエリア内へドリブルで強引に突破して、マイナスのクロスを供給。これをハリー・ケインがつなぎ、最後はジャマル・ムシアラがゴールネットを揺らして、同点に追いついた。
さらに前半アディショナルタイム1分、ジョシュア・キミッヒが右サイドの深い位置でボールをキープし、ライン際で粘ってクロスを供給すると、タイミング良く相手DFの前に入り込んだケインがヘディングでゴールネットを揺らした。ケインはこれで今季リーグ戦31点目となった。
ダルムシュタットも前半終了間際にオスカル・ヴィルヘルムソンがクロスバーに当たるシュートを放つなど、反撃に出たが、前半はこのまま2-1とバイエルンがリードしてハーフタイムに突入した。
後半はなかなか追加点を奪えなかったバイエルンだったが、64分にムシアラが個人技で打開する。トーマス・ミュラーが右サイドのスローインをクイックリスタートすると、ペナルティエリア内でムシアラがボールをキープ。ダルムシュタットのDFに囲まれながらも、細かいタッチで中央へ侵入してシュートし、見事にゴールネットを揺らした。ムシアラのこの日2点目で、バイエルンが3-1とリードを広げた。
さらに74分、ムシアラがライン間の狭いスペースでボールを受けて前を向くと、ドリブルで持ち運んで絶妙なスルーパスを供給。これに反応したセルジュ・ニャブリがゴールへと流し込み、リードを3点差に広げた。
しかし、80分にバイエルンにアクシデントが起こる。ムシアラがループシュートを放ち、こぼれ球に詰めにいったケインがゴールポストと強く激突。左足を強打したケインは歩いてピッチ脇を去ったが、大事を取って途中交代となった。
ケインが交代となったバイエルンだったが、後半アディショナルタイムにゴール前の混戦からマティス・テルがゴールを決めて、リードをさらに広げた。テルはクラブ史上初となる18歳以下でのリーグ通算10点目を達成した。
その後、ダルムシュタットのヴィルヘルムソンに追撃のゴールを決められたものの、試合は5-2でバイエルンが勝利。首位レヴァークーゼン(1試合未消化)との勝ち点差を7ポイントに縮めた。