“ミラノ・ダービー”はミランに軍配! ガッビアが89分に決勝ヘッド…インテルは今季初黒星

セリエA
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セリエA第5節が22日に行われ、インテルとミランが対戦した。

両チームが対照的な状態で今シーズン初のミラノ・ダービーを迎えることとなった。“王者”インテルはここまで4試合を消化し2勝2分と無敗を維持。勝ち切れない試合こそあるものの、前節は終盤の得点で敗戦を回避するなど粘り強さは健在で、チャンピオンズリーグ(CL)では敵地でマンチェスター・シティ相手に勝ち点「1」を獲得した。一方のミランは、前節初勝利を挙げたものの、ここまで公式戦5試合を戦いわずか1勝と不安定な戦いが続く。今夏に就任したパウロ・フォンセカ監督の解任が早くも噂されるなど、チーム状況は上向きとは言い難い。

【スコア】
インテル 1-2 ミラン
【得点者】
0-1 10分 クリスティアン・プリシッチ(ミラン)
1-1 28分 フェデリコ・ディマルコ(インテル)
1-2 89分 マッテオ・ガッビア(ミラン)

https://news.yahoo.co.jp/articles/d0da4541a99230b716c1a543d2e591a8b72884fc

“ミラノ・ダービー”はミランに軍配!



序盤は5分にアルバロ・モラタがボックス内でシュートを放つなど、ミランが積極的な入りを見せる。10分には敵陣内でルーズボールを収めたプリシッチがスピードに乗ったドリブルでボックス内へ侵入し、最後はGKヤン・ゾマーのニアサイドを破るシュートを沈め、早い時間で先制に成功した。1点ビハインドのインテルは15分、ディマルコのクロスをデンゼル・ダンフリースが頭で落とし、ラウタロ・マルティネスが右足を振り向いたがシュートは枠の上へ。その後もボールを保持しながらチャンスをうかがう。

28分、ニコロ・バレッラが敵陣左サイドへ大きく展開すると、これを受けたディマルコがダイレクトでボックス手前中央へ展開。ラウタロのリターンパスを受けてボックス内へ侵入し、最後はグラウンダーのシュートをゴール右下隅に沈め、インテルが同点に追いついた。その後もミランにチャンスを与えず主導権を握ると、42分には2トップが決定機を創出。ダンフリースのクロスをラウタロがダイレクトで落とし、マルクス・テュラムがフィニッシュに持ち込んだが、GKマイク・メニャンが右手一本で弾き出した。

1-1で迎えた後半開始直後、ミランは高い位置でボールを奪うと、右サイドの深い位置へ走り込んだエメルソン・ロイヤルがクロスを供給。これにラファエル・レオンが頭で合わせたが、GKヤン・ゾマーのスーパーセーブに阻まれた。その後は拮抗した展開が続くと、64分には左サイドを突破したR・レオンが中央へ折り返し、タイアニ・ラインデルスがシュートを放ったが、再びGKゾマーが鋭い反応を見せた。その後はインテルがボールを握り、ミランがカウンターを狙う展開が増えていく。

72分、高い位置を取ったアレッサンドロ・バストーニのクロスにラウタロがボレーで合わせるも、GKメニャンがセーブ。その直後にはミランがカウンターからチャンスを作ったが、R・レオンのシュートはGKゾマーが弾き出した。77分には3人目の動きで抜け出したタミー・アブラハムがラインデルスのパスを受けてシュートを放ったが、惜しくも枠の左へ外してしまう。

1-1のまま試合終了かと思われた89分、敵陣ボックス前やや右寄りの位置でFKを獲得したミランは、ラインデルスのキックにマッテオ・ガッビアが合わせる。ヘディングシュートがゴール右隅に突き刺さり、土壇場で勝ち越しに成功した。試合はこのまま終了し、ミランが勝利を収めている。対するインテルは初黒星となった。

次節、インテルは28日にアウェイでウディネーゼと、ミランは27日にホームでレッチェと対戦する。

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