これまでレアル・マドリーに所蔵しながら、マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェと様々なクラブをレンタルで渡り歩いてきた久保。しかし今夏、ついにレアル・マドリーを離れてソシエダへと完全移籍を決断。大きな注目を集める中、カディスとのラ・リーガ開幕戦に先発出場を果たす。
すると24分、右サイドの浮き球パスを左足で巧みにコントロールし、豪快なボレーシュートを叩き込んで見せた。初陣で初ゴールを奪っただけでなく、攻撃時には大きな存在感を放って78分までプレー。試合後にはラ・リーガのマン・オブ・ザ・マッチに選出されるなど、多方面から称賛を浴びている。
そんな日本代表MFは、なぜソシエダの初戦で輝くことができたのだろうか? スペイン大手紙『as』の試合分析を担当するハビ・シジェス氏が、チームメイトとの関係性、そして“並外れたクオリティー”を解説する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/25c1033b61917e154a7a1071be26996898576a42
スペイン大手紙分析担当が紐解く
イマノル・アルグアシル率いるソシエダでプレーする久保を見ていると、間違いなくこれまでとは違う感覚を得られる。これまでいくつものクラブを彷徨い、五里霧中だった選手が、ようやく解放されたのだと感じられる。ただ、これが驚くべき出来事ではないことも、また確かである。久保にとって、ラ・レアルが最も“ハマる”チームであるのは、自明の理だったのだから。
マルティン・スビメンディ、ブライス・メンデス、ミケル・メリーノ、ダビド・シルバ……足元の技術に(も)秀でた選手がこれだけ揃っていれば、最高の久保を引き出せるのだ。彼らが舵を取るソシエダは迫力あるポジショナルプレー、アタッキングサードにおける質の高いポゼッションを実現できる。
久保の攻撃時のポジションについては、ウィングでも、トップ下でも、カディス戦のようにセカンドトップでも、どこでもいい。ポジションではなく彼ら全員と連係すること、ポジションを入れ替えることによって、そのポテンシャルが引き出されるのだから……とはいえ、このカディス戦でイマノルが、中盤ダイヤモンドの1-4-4-2で久保をセカンドトップにしたのは意外と言えば意外だだった。久保はプレシーズンマッチ4試合で一度も同ポジションでプレーしたことがなかったが、創造的な中盤の選手をもう一人増やす上でも、その采配は的中していたと言える。
久保は相手チームのDFとMFのライン間だけを仕事場にしていたわけではなく、マークを外す動き、縦への突破でソシエダに深みを取らせようと試みていた。メリーノの浮き球アシストから記録した決勝ゴールについては、カディスがビルドアップでミスした後、相手サイドバック&センターバックの間のレーンが空いていることを確認していたし、後半にクロスからシルバの決定機を導いた場面でも抜け目なくスペースを突いている。
久保のプレーエリアは極めて流動的で、サイドに流れたり、トップ下のシルバや左インサイドハーフのミケル・メリーノとポジションを交換したり、アレクサンデル・イサクが相手DF陣を引き連れて空いたスペースに飛び込んだりと、インテリジェンスのある動きを見せ続けた。加えて守備面でも手を抜くことはなく、相手センターバックに疲れ知らずのプレッシングをかけ続け、中盤の選手にボールが通ることを妨げている。カディス戦終了後、イマノルはラ・リーガのMOMにも輝いた久保について、こんなことを語っていた。
「デビュー戦でいきなりゴールを決めたわけだが、私が彼について最も好ましく思っているのはその仕事ぶり、チームに溶け込んでいる様子なんだ。それは今日の試合の入り方だけではなく、ここにやって来た日から感じられたことだった。私という監督のことをすでに知っていたのか、情報を受け取っていたのかは知らない。だが、まるで私たちと3年を過ごしているかのようだ」
おそらくイマノルは、久保が20回ボールを失っても、11本パスをミスしても気にしていない。なぜなら、ソシエダはアタッキングサードのミスをカバーできるようなポジショニング&プレスのオートマティスムを確立しており、何より久保の生産性のある動きにはミス以上の価値があるからだ。イマノル含めて、試合後に行われたソシエダ関係者に対するインタビューでは、全員が久保の凄まじさについて、その感想を問われるほどだった……その質問に対する彼らの共通した見解はもちろん、「並外れたクオリティーの持ち主」である。
チーム内に一人だけポツンといる“違いを生み出す選手”ではなくなり、似通ったプレービジョン&技術を有する選手たちと一緒になった久保。これから連係を深めるに連れて、チームメートたちさえ認めるその“並外れたクオリティー”を最大限発揮できるようになるはずだ。久保にとってレアル・ソシエダはまさに理想的なチームであり、日本、スペイン、世界が求めてきた久保の理想像も、ここから具現化されていくことになるだろう。
コメント
??「442で伊東三笘久保大迫長友共存出来るな」
期待度たけぇ…
でも今の久保は自信に満ち溢れてるから
プレッシャーよりも早くプレーしたいって気持ちの方が強いんだろうな
試合中楽しそうだもんね。
頑張れー頑張れー!!
楽しいからって無理しないで、怪我だけはしないように、余裕持ってプレーしてくりー。
一度欲張りセットでトップを鎌田、セカンドトップ久保の4231にしてみようぜ
ようやくだよ。
久保=右サイドという固定観念を払しょくしたのは。
でもモリポでは無理だろうな。
後ろ向きになって受けるのではなく深みを取る役割をさせてるのが上手いと思う。自由もあってセカンドトップをさせながらも深みをまず考えなきゃいけないっていうのは絶妙なバランス。
久保がぬける時は何気に結構な迫力と瞬間的な速さがある
ただその数が少なかった。
7割方相手の裏を意識させた方が久保のような選手は大きく成長すると思うし良かった
かなり良い役割をもらったと思う。あとはキーパーとライン間の間を通るようなボールをファーでもらって得点し始めたら面白いな
この試合を参考にして代表戦を考えるなら
352じゃないの?
―――久保――FW―――
-三笘――-鎌田-――伊東-
-―――遠藤―守田―――-
――伊藤―板倉―冨安――
もう今更3バックなんて無理
試す時間もない
やっぱり一番はそのIQの高さなんだよなあ
ただドリブルが上手い、パスセンスが良いとかだけじゃない
久保はバルサ時代に戻れるかもね。
ファティ・久保が悪魔のコンビと呼ばれガルシアと共に圧巻してきたバルサのジュニア史上最高の時代に。
やはり久保にとってトップ下よりFWが一番のポジションかもしれないね。
西独相手に押し込まれるのになんで三笘とIJがWBなんだよ。
西独・・・
帰ってきたウラシマさんじゃあるまいな
代表はもうへたなことせんでええやろ崩壊するぞ
本当いいクラブに行けたよなぁ。
毎週楽しみになってきた。
やっぱ有能な監督ならSTが1番活きるってわかるんだな。でも無能モレノに首振り確認封印されてなかったらもっとできただろうな。
つくづくマジョルカ行かずにカスティージャ残って年間10試合程度トップチームでカップ戦出てたら全然違っただろうな。全く同じ環境のロドリゴが昇格勝ち取ってるのにロドリゴより評価高かった久保が挑戦しなかったのは残念だわ。
ボールが来る喜び
ボールが出せる喜び
代表にとってもいいヒントになるんじゃないか❓
4-4-1-1にして久保が南野をシャドーストライカーとして自由を与えればセンターフォワードの得点力不足の解消になる。
あるいは、この際ゼロトップで誰がではなく状況に応じてFWをこなす選手を流動的にするか。
南アフリカの時やザックJAPANみたいなのが、日本人にあってるんじゃないか。やる方も見る方も
>>5
ネタだとしても自他ともに認めてる鎌田トップは無理や。南野トップで他その二人ほうがまだ可能性ある。
>>8
ポイチがこれやったら真ん中渋滞起こして機能不全や