サッカー・日本代表合宿(21日、ドイツ・デュッセルドルフ)23日の米国戦に向けた合宿の3日目。この日より、冒頭を除いて練習は非公開となった。FW南野拓実(27)=モナコ=は新天地で経験した難しさと、その中で出した結果について語った。W杯前最後の合宿で掲げるテーマも明かした。
練習開始前、FW南野はMF鎌田、MF原口らとリラックスした様子でボールを蹴った。お馴染みのメンバーで、リラックスした様子をのぞかせる。合流直前にクラブで奪った得点「1」が、新天地での苦しみを少し取り除いていた。
「ここに来るために何かを残して、それにふさわしい選手だと証明しないといけないと思っていた」
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調整の仕方が違ったりして、合わせるのが難しかった
イングランドの強豪、リバプールから出場機会とレベルの維持とを求めて今夏モナコに移籍したが、ここまで先発はわずか2試合と苦戦。それでも代表合宿前最後のリーグ戦だった18日のスタッド・ランス戦で、途中出場から今季初ゴールを奪った。ガッツポーズを繰り返し、チームメートやサポーターに祝福を受けた。
「(リバプールとモナコは)調整の仕方が違ったりして、合わせるのが難しかった。練習がめっちゃハードで、そこから試合に合わせて回復させてというのが大変でした」
クラブ規模の違い、リーグの違い、そして監督の方針の違い。戸惑いも大きかったが、少しずつ順応して結果につなげた。19歳で海外挑戦を決め、今年で4クラブ目、8季目の戦い。自力で結果を手繰り寄せてきた積み重ねが、このカタールW杯にもつながるはずだ。
「今回はW杯に向けての最終調整。今回の2試合は、W杯で僕たちがどう戦うかの答えを出さないといけない試合だと思う」