
ドイツのスポーツ専門局「Sport1」は「ドイツを犠牲に陰謀か」との記事を掲載。「ドイツのE組はあらゆる可能性が残されている。そのために憶測も飛び出している。1位通過より2位通過の方が好都合なのでは? スペインでは、この問題が取り沙汰されている。それはドイツにとって良くない結果となる」と報じた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4def9403700ba14a90e48ed904cad5a135ff2b0c
スペインが2位狙いで「日本に敢えて負ける、もしくは引き分ける」?

「その理由というのは、準々決勝で現時点でグループの首位に立つブラジルを回避できるからで、スペインがその運命を引き受けなければならなくなる」。E組を2位で通過して決勝トーナメントに進出した場合、G組を1位で抜けることが予想されるV候補ブラジルと決勝まで当たらない組み合わせになることを強調した。
一方で「こうした状況から、スペインのメディアでは陰謀の可能性が囁やかれている」とスペイン国内で噂があると指摘した。
28日にスペイン紙「マルカ」が「スペインに首位で通過することの危険性」と題して「スペインはGL最終戦を前にして、本当に1位通過に興味を示しているのだろか?」と報じた内容を紹介。「この考えから導かれた結果が、スペインは自らを2位に日本を1位にするべくあえて負ける、もしくは引き分けるというものだ」
スペインが2位を狙い、日本を1位に譲った場合、ドイツが2位でGLを突破するのは苦しくなる。もちろん、スペインには得失点差で+7という優位な条件はあるものの、負けた場合に必ずしも2位で通過できる保証はない。「Sport1」の記事でも「これがいかに非現実的かというのは、スペインはコスタリカがドイツに勝ち、自らが敗れた場合に敗退するということを考えれば分かる」と、現実に起こるべきものではないと否定した。
「同様にドイツが7点以上の大差で勝利、スペインが負けた場合もスペインは敗退する」と指摘。「だからこそ、52歳(のルイス・エンリケ監督)は『日本戦は勝つために戦う』と言ったのだ。つまり、陰謀は極めて非現実的だ」。こうした噂が出回り、決勝T進出条件に気を揉むのもある意味、W杯ならではかもしれない。
