
エンバペを擁するフランス代表は、FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022で決勝に進出。19日にアルゼンチン代表との頂上決戦に臨んだ。試合では、両国のエースであるFWリオネル・メッシとエンバペが輝きを放ち、メッシは2ゴール、エンバペはハットトリックを達成。フランス代表は勝敗の行方が委ねられたPK戦を2-4で落とし、惜しくも準優勝に終わっている。
世界中を熱狂させた決勝の余韻がいまだ残るなか、W杯に出場した選手たちはすでに所属クラブの戦いに身を投じ始めている。PSGは、29日にリーグアン第16節のストラスブール戦を消化。先発フル出場したエンバペは、1-1で迎えた後半アディショナルタイムにペナルティエリア内で相手のファウルを誘うと、自ら獲得したPKを96分に決めて決勝弾をマーク。チームの2-1の勝利に大きく貢献した。
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プレーを続けたかったし、すぐに休暇になんて行きたくなかった

W杯決勝後には、アルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスによるエンバペを挑発するような言動が物議をかもした。しかし、当のエンバペは「そんな無駄なことにエネルギーを浪費してはいけないんだ」と、気にも留めていない様子だ。
「決勝後、僕はメッシに話しかけて『おめでとう』と言ったんだ。僕だって過去に過ちを犯したこともあるし、常に良い選手である必要があると思っている。今の僕にとって重要なのは、クラブのためにベストを尽くすこと。メッシの復帰を待って再び試合に勝ち続け、ゴールを決められるようにしたいね」
インタビュアーから「W杯決勝のPK戦と今夜のストラスブール戦、よりプレッシャーがあったのはどちらですか?」と質問されたエンバペは「両方さ!(笑)」とコメント。24歳にしてフランス代表とPSGの絶対的なエースに君臨する男は、どの試合でも等しく重圧を感じ、また全力を尽くしているようだ。