
長年ベルギーで活躍してきた日本人MFが今季、苦難のシーズンを迎えている。シャルルロワで5年目を戦う森岡亮太だ。
2010年に久御山高校からヴィッセル神戸へと加入した森岡は、翌年にJ1で21試合に出場するなど経験を積むと、10番を背負った13年以降に才能が開花。14年にはリーグ戦全試合に出場し、16年にシロンスク・ヴロツワフ(ポーランド)へ移籍して海外挑戦を果たす。
その後は主力として輝きを放ち、2017-18シーズンにベルギーへ移籍し、ベフェレンでリーグ戦24試合7ゴールを記録した。その後はアンデルレヒトを経て2019年からシャルルロワに移籍している。
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序盤戦ではスタメンだった森岡

毎年公式戦30試合近く出場している森岡。持ち味である正確なパスでチャンスメイクするだけでなく、豊富な運動量で相手の攻撃の芽を摘む。攻守両面でハードワークできる司令塔であり、昨季はリーグ戦36試合4ゴール12アシストと活躍し、チームの6位フィニッシュに大きく貢献した。
今季も開幕から主力として起用されていた森岡だが、チームは低調なパフォーマンスが続き、開幕から14試合で8敗と大きく順位を落としてしまう。そしてシャルルロワは指揮官を解任し、現在のフェリス・マッズ監督を招聘した。
すると森岡はサブからのスタートが続き、先発出場したのは第16節のアンデルレヒト戦のみという苦しい状況に。昨季チームを支えたMFは、指揮官交代が暗転してしまったのである。
