オーストリアのLASKリンツでゴールを量産するFW中村敬斗に対するリバプールからの関心が伝えられるなか、リバプールの専門サイト『Liverpool.com』は2月17日、「リバプールは、安価にユルゲン・クロップ監督の中盤の修正するために、『逆フェルナンド・トーレス』の補強を求めるべきだ」と伝えている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f104c1617e78df7134ca489183fd747aa1a46e4
実際は完全なレギュラーというわけではないが、王者マリノスで小さくない存在感を発揮している藤田
同メディアは「ブライトンは、ワールドカップでも注目を集めたカオル・ミトマのような宝石を発見するのに役立つ、世界中に広がるスカウト網を持っている」とし、こう続けている。
「ミトマのケースは、J リーグのように必ずしも選手を輸出する能力で知られていなかった場所でも、タレントを見つけられるという好例だ。フェルナンド・トーレスやアンドレス・イニエスタのような黄昏時のヨーロッパのスターを引き付けるだけでないのだ」
「そうした認識はヨーロッパでは変化しつつあり、ミトマはその典型的な例であり、最近Jリーグからセルティックに移籍し、完璧にヨーロッパに定着した数え切れないほどの選手たちも同様だ。そのため、日本市場への関心と重点が高まるはずだ」
記事は「過去数年間で価格が大幅に上昇したヨーロッパの変動する市場に対処するために、リバプールが日本に目を向ければ、ミトマのような安価な宝石を見つけられる」とし、横浜F・マリノスのMF藤田譲瑠チマの獲得を推奨している。
「そのような例のひとつは、最近21歳になったばかりにもかかわらず、リーグ最高のチームのひとつである横浜でレギュラーとしてプレーしているU-21日本代表日本のキャプテン、ジョエル・チマ・フジタであるかもしれない。Jリーグで50試合以上に出場し、A代表デビューも果たしたフジタは今後も注目の選手だ」
『Liverpool.com』は藤田について、次のように紹介している。
「多くのエネルギーを持ち、ゲームを読んで冷静なボールキープをするMFは、技術的にも才能があり、ポジショニングにおいても非常に知的だ。『Wyscout』によると、90分あたりの平均インターセプト数(ポゼッション値で調整されたもの)が8.64回で最も多く、平均パス本数61.53本は6番目だった」
そのうえで、「リバプールは、老朽化した中盤を置き換えるために、MFの補強、特に若い選手を必要としており、フジタのように安価で獲得できる選手と契約する可能性がある」と綴り、こう締めくくっている。
「彼は必ずしもアンフィールドのレギュラーになるとは限らないが、重要なチームプレーヤーになる可能性があり、ミトマがブライトンで行なったように、一部の人を驚かせる可能性もある。フジタのような才能のある宝石に賭けて、彼がより高いレベルへステップアップをどのように行うかを見る価値がある。トーレスが日本に行った当時より、その一歩は小さくなっている」