
4月1日のフィオレンティーナ戦で敗れ、4位に転落したインテル。『Gazzetta dello Sport』紙は、これからの公式戦3試合の結果次第では、即座のインザーギ解任もあり得ると報じた。そして今季のCLで決勝まで勝ち進まない限り、いずれにしてもシーズン後の監督交代が有力と伝えている。
新監督を招く可能性があるとなれば、後任候補の名前が取りざたされるのは当然だ。そしてリストアップされたひとりが、ブライトンを躍進させているイタリア人のロベルト・デ・ゼルビ監督である。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e65a4b2d6fc6fcca2f727576b8d95abb8d659ec0
「ドリブルのトライはセリエAで少ない部類だ」

ブライトンで結果を残しているだけに、今回も実現可能性があるかは不透明だが、一方で興味深いのは、デ・ゼルビが現在のインテルにフィットする指揮官かどうかだ。Gazzetta dello Sportはこの点を分析するなかで、インテルには「ミトマのような選手がいない」と指摘している。
同紙は「すぐに大きな疑問がある。1対1のための選手がいないのだ」と報じた。
「サッスオーロ時代のジェレミー・ボガ、ブライトンでのミトマやソリー・マーチを考えるだけで分かる。ポゼッションの努力はすべて、こういったタイプの相手を抜ける選手を切り離すためだ。インテルはシンプルにそれをしない。ドリブルのトライはセリエAで少ない部類だ」
「ブライトンのことを研究したとき、デ・ゼルビはミトマに気づいた。(ブライトン前監督のグレアム・)ポッターは残り20~25分間で試合を変えるために使っていたが、彼はスタメンの座を与え、そしてゴールやアシスト、巧みなプレーなど、そこから利益を得たのである」
Gazzetta dello Sport紙の分析は、デ・ゼルビのサッカーにとって三笘がいかに重要な存在であるかも裏づけている。今季の躍進でともに強豪から熱い視線を注がれるようになったデ・ゼルビと三笘の今後に注目だ。
今夜も青白のユニフォームを身に纏った選手達と共に戦おう💙🤍 pic.twitter.com/90FA0CJUNi
— ブライトン & ホーヴ・アルビオン (@OfficialBHAJPN) April 4, 2023