「ミトマのようなタイプはいない」不振インテルの監督候補に挙がるブライトン指揮官。伊紙は“三笘抜き”での成功を疑問視 | footcalcio

「ミトマのようなタイプはいない」不振インテルの監督候補に挙がるブライトン指揮官。伊紙は“三笘抜き”での成功を疑問視

三笘薫

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セリエAで3連敗を喫し、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場が懸念されているインテルは、シモーネ・インザーギ監督の進退が騒がしくなっている。

4月1日のフィオレンティーナ戦で敗れ、4位に転落したインテル。『Gazzetta dello Sport』紙は、これからの公式戦3試合の結果次第では、即座のインザーギ解任もあり得ると報じた。そして今季のCLで決勝まで勝ち進まない限り、いずれにしてもシーズン後の監督交代が有力と伝えている。

新監督を招く可能性があるとなれば、後任候補の名前が取りざたされるのは当然だ。そしてリストアップされたひとりが、ブライトンを躍進させているイタリア人のロベルト・デ・ゼルビ監督である。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e65a4b2d6fc6fcca2f727576b8d95abb8d659ec0

「ドリブルのトライはセリエAで少ない部類だ」

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Gazzetta dello Sport紙は、インテル首脳陣の第1候補がデ・ゼルビと報じている。アントニオ・コンテ前監督が退任した際も、クラブはデ・ゼルビ招へいの可能性を探ったという。だが、このときはデ・ゼルビがシャフタール・ドネツクの指揮を執ることになり、実現しなかった。

ブライトンで結果を残しているだけに、今回も実現可能性があるかは不透明だが、一方で興味深いのは、デ・ゼルビが現在のインテルにフィットする指揮官かどうかだ。Gazzetta dello Sportはこの点を分析するなかで、インテルには「ミトマのような選手がいない」と指摘している。

同紙は「すぐに大きな疑問がある。1対1のための選手がいないのだ」と報じた。

「サッスオーロ時代のジェレミー・ボガ、ブライトンでのミトマやソリー・マーチを考えるだけで分かる。ポゼッションの努力はすべて、こういったタイプの相手を抜ける選手を切り離すためだ。インテルはシンプルにそれをしない。ドリブルのトライはセリエAで少ない部類だ」

「ブライトンのことを研究したとき、デ・ゼルビはミトマに気づいた。(ブライトン前監督のグレアム・)ポッターは残り20~25分間で試合を変えるために使っていたが、彼はスタメンの座を与え、そしてゴールやアシスト、巧みなプレーなど、そこから利益を得たのである」

Gazzetta dello Sport紙の分析は、デ・ゼルビのサッカーにとって三笘がいかに重要な存在であるかも裏づけている。今季の躍進でともに強豪から熱い視線を注がれるようになったデ・ゼルビと三笘の今後に注目だ。

ブライトンはこの後3:45よりボーンマスと対戦する。

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