田中碧の負傷交代後に失点…デュッセルドルフ監督「非常に痛い交代。彼は我々のプレーを完全に仕切っていた」 | footcalcio

田中碧の負傷交代後に失点…デュッセルドルフ監督「非常に痛い交代。彼は我々のプレーを完全に仕切っていた」

海外日本人選手

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フォルトゥナ・デュッセルドルフは9日に行われたブンデスリーガ2部第27節でアルミニア・ビーレフェルトと対戦し、終盤に追いつかれ2-2のドローで決着。ダニエル・ティウーネ監督は田中碧の交代を「非常に痛い」と表現している。

前節ハンブルガーSV戦を引き分けた6位デュッセルドルフは14位ビーレフェルトとのアウェーマッチは昇格のチャンスを残すためにも必勝の試合に。奥川雅也が足首を負傷の相手に前半18分に先制されながら後半に入ってから48分と60分のゴールで逆転するも84分に追いつかれてしまっている。この結果、デュッセルドルフは順位を5位に上げたが、入れ替えプレーオフの3位との差は7ポイントのままと縮めることができなかった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/136f939a6d854b3358a6ff68083093a7b5b70756

昇格が遠のく結果に

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一方で、今季先発メンバーから外れることもあった田中は3試合連続スタメンとなったこの試合では大きな存在感を発揮。序盤から積極的に攻撃に参加し、35分にはクロスバーを叩くミドルシュートを放つと41分には味方に絶妙なスルーパスを通すなどインパクトのあるプレーを披露。だが、64分にはメディカルスタッフの処置を受け、結局74分にはアペルカンプ真大に代わってベンチに下がっている。

試合後の記者会見で終盤の失点を嘆いたティウーネ監督にとっては、その交代も逃げ切れなかった一因と考える模様。「前半はもっと早く追いつくべきだった。(相手GKマルティン)フライズルのセーブは素晴らしく、クロスバーにも嫌われた」と振り返り、「0-1で後半に入り、試合をひっくり返すことができ、プレスも上手くかけていたので、ビーレフェルトも“追いつける”という確信を失っていたかのように見えたが…」と語った。

「我々にとって非常に痛かったのはアオ・タナカの交代だ。彼は今日、我々のプレーを完全に仕切っていた。この試合で重要なファクターだったのだよ。すると、フットボールではこういうことになり得る。カウンター攻撃が上手くできなかった挙句、その瞬間が訪れてしまった。もっと上を目指したいのなら、より我慢強くプレーし、チャンスを決め切れなければならない」

なおクラブは日本語版公式ウェブサイト上のマッチレポートで田中の交代は「相手と交錯した際に膝を負傷した」ためと伝えている。

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