残留争いの直接対決でMOM獲得の伊藤洋輝、自身のミドル弾は「チームのための最も大事なゴール」

伊藤洋輝

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シュトゥットガルトの日本代表DF伊藤洋輝は先日のボーフム戦で今季初ゴールを奪い、勝利に大きく貢献。クラブ公式ウェブサイト上のインタビューでその場面を振り返り、次戦への意気込みを語った。

ブンデスリーガ最下位に沈んでいたシュトゥットガルトは9日に行われた第27節で敵地にて14位ボーフムと対戦。セバスティアン・ヘーネス新監督にとってリーグでの初戦となったこの試合に伊藤は3バックの左センターバックとして先発し、MF遠藤航とともにスタメンに名を連ねた。一方で、ブルーノ・ラッバディア前監督の下で全試合に先発したMF原口元気はベンチスタートとなった。

そして、この一戦の14分、左サイドのクロスをクリアされたところをペナルティエリアに駆け込んだ伊藤が左足一閃。強烈なシュートが見事にゴール中央に突き刺さり、シュトゥットガルトが先手を取った。後半58分のPKでボーフムに追いつかれたシュトゥットガルトだが、60分と63分のゴールで2点リードを手にし、終盤には失点許すも敵地で貴重な勝ち点3を獲得。この結果、16位に浮上した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/430bcd630b4e8b00379823da576623d0c9886d5c

ドルトムント戦に向けて…

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伊藤はインタビューの冒頭でドイツ語で「僕たちにとって大事な勝利でした」と振り返ると、英語で「試合前にはここで敗れたらもう終わってしまうと話していました。だから必ず勝ち点3を獲得しなければいけませんでした」と強調。自身の得点シーンについては次のように話している。

「ワルディ(DFワルデマー・アントン)にもっと高い位置に行くように言われました。ボックス前で待ち構えていたら、ボールが自分のところにきたので、ただ蹴るだけでした。(自分のゴールで)チームのための最も大事なゴールだったと思います」

DFBポカール準々決勝での勝利に続き、リーグ戦でも勝利を収めたシュトゥットガルト。伊藤はチームのメンタルについて「負けてしまうと、もちろんみんなも少しナーバスになっている部分もありました。でもニュルンベルクとボーフムに勝ち、ポジティブな雰囲気になりました」と指摘すると、次節ボルシア・ドルトムント戦に向けて「難しい試合になりますけど、ホームマッチです。自分たちのファンの前で、自分たちのスタジアムなので、それは良いことですし、良いエネルギーをもたらしてくれると思います」と意気込みも語った。

また、同選手は「シュトゥットガルトは気に入っていますよ。良い街で、人々もフレンドリーですからね」と話すと、再びドイツ語で「シュトゥットガルトファンのみんな、応援ありがとう!」と感謝した。

ドイツ誌『キッカー』は伊藤のボーフム戦でのパフォーマンスに単独最高の「2」を与え、マン・オブ・ザ・マッチにも選出。「とても注意深くプレーし、デュエルに強く、空中戦に負けることもほとんどなかった」などと絶賛されている。なお70分から出場の原口は採点されなった同誌で、遠藤は「3.5」、ボーフムでフル出場の浅野拓磨は「4.5」をつけられていた。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

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次節、シュトゥットガルトは15日22:30よりドルトムントと対戦する。

コメント

  1. 名無し より:

    キック力が彼の一つの武器だよね。これを生かしてプレーの幅を広げて欲しいね。

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