残留するのか。移籍の道を選ぶのか。
来夏のパリ五輪でエースとして期待される斉藤は、スパルタ・ロッテルダムにもう1年残ることを決めた。ステップアップではなく、なぜ残留の道を選んだのだろうか。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/8e1724cf959a87eb413b81d4ef900fcbfbe1f6c7
スパルタ2年目の目標は「二桁ゴールと二桁アシスト」
「サイドバックの選手が上がってくるのが得意だったら、サイドハーフの自分が中に入る。内側を取るプレーが得意であれば、外側にポジションを取る。そのコミュニケーションがやっぱり大事なので、自分が活躍するためにチームとして機能する環境作りは大事だと感じさせられました」
仲間からの信頼を勝ち取ってボールも集まるようになり、得意のドリブルがより活きる状況が整った。シーズン終盤にかけて結果を残した斉藤の評価は、チーム内で増しただけではなく、他クラブの関心を引き寄せた。
「試合にも出られて、ゴールも取れました。(特に後半戦は)自分のプレーもできて、通用しているという自信が湧いてきた状況で、移籍の話をもらえたんです。ステップアップしたい。その想いが強くなった一方で、もう1年スパルタでプレーしたほうがいいと考える自分もいました」
ドイツ・ブンデスリーガ1部のクラブからオファーが届いた。シーズン終了後に熟考した斉藤は様々な想定をしながら、最善の答えを出すために自問自答を繰り返した。
「正解は分からないし、未来のことは分からない。どんな選択をしても、本当に自分次第。ステップアップしたとしても活躍しないと意味がないし、残ったとしても活躍しなければ意味がない。結局は全部、自分次第なんです」
心は揺れに揺れた。
「ドイツに行きたい気持ちもあったので、本当に自分でも意味が分からない状況でした。頭の中で何度も考えましたから。ドイツに行きたい、でも残ったほうがいいかもしれない。こうしたいけど、どうしようという状況が続いたんです」
斉藤は自分の未来を想像しながら葛藤を続けた。さらなる成長のために今、何をすべきなのか――。自分を冷静に見つめ直し、心に問いかけた。
「(周りの選手が続々とステップアップしている状況で)焦りがあったからこそ、その葛藤が生まれました。でも、焦りに身を任せて決断してはいけない。他人と比べてもいいことはないですし、他の人が良いクラブからオファーをもらっているから、自分もブンデスリーガのクラブに行ってステップアップしたい、という気持ちでは、あまり良い結果を生まないと思いました。
自分自身にフォーカスすべきで、自分自身がどういう性格で、どんなプレーヤーなのかをしっかり考えて決断したいですし、自分自身のサッカーキャリアなので、周りに左右されないようにしたいと思いました」
考え抜いた結果、斉藤は残留の道を選んだ。
「決断をするうえで一番の決め手は、チームに求められているかどうかです。シーズンの最初から試合に出て活躍したいですし、同じチームで2年間、活躍できれば、もっといろんな選択肢が増えてくると思います。自分自身も活躍ができれば自信が生まれる。これが一番良い選択だと思います」
残留を決めた以上、周囲の期待値は当然、高くなる。同時に相手からは今まで以上に警戒され、厳しいマークに遭う可能性は低くない。そうした状況下でも結果を残せれば、自信は深まり、さらなるステップアップはより確実になる。
厳しいプレッシャーに晒された時に、どんなプレーを見せられるのか。そのためには今まで以上にブレないメンタリティが必要になるが、斉藤は心を整えることはまだできていないと分析している。
「期待で焦りを感じてしまう自分がいるのであれば、自分で心をコントロールできる能力を身につけないといけません。これから活躍していけば、重圧や期待を背負わなければならないですが、その時に自分を保てるのか。そういう時に気持ちを持っていく方法は学びたいと思っています。だからこそ、スパルタでもう1年プレーすることは本当に良い経験になるし、自分の経験値として必要になると思います」
総合的な判断で残留を決めた斉藤は、新たなシーズンに向け、「二桁ゴールと二桁アシスト」を目標に掲げている。チームを躍進させたモーリス・スタイン監督が来季からアヤックスの指揮官に就任したため、首脳陣が刷新された。再び一から評価を築き上げる必要があるが、その数字をクリアできればA代表入りも近づく。だからこそ、斉藤は野心を隠さない。
「オランダリーグからA代表を目ざすのであれば、もっと得点とアシストが必要です。そのためには自分のパフォーマンスも、もっと上げていかないといけないですし、本当に満足せずに頑張らないと」
クラブで結果を残すと同時に、来夏のパリ五輪を目ざすU-22日本代表でのパフォーマンスもA代表入りに向けて重要になる。
「U-22日本代表にとっても、自分自身にとっても、オリンピックは本当に大事な大会です。そのためにも最終予選を兼ねた来年4月のU-23アジアカップは勝たなければいけないです。自分自身としても、チームとしても、本当に気合が入ります。勝たないといけないプレッシャーを常にみんな感じていると思うので、強い気持ちで挑まなければいけません。
そのためにも全員がヨーロッパで活躍することや、A代表を目ざしてプレーすれば、自ずと結果はついてくると思っています。目の前のことではなく、その先にある夢を全員が本気に掴みにいけば、より良いチームになると信じています」
だからこそ、斉藤はA代表に入りたいと強く願う。それは一度呼ばれるとかではなく、戦力として評価されてピッチに立つことを意味する。
「お試しで呼ばれるのではなく、A代表のレギュラー争いに食い込める選手になりたい」
新たなシーズンは間もなく幕を開ける。ライバルたちが結果を残そうと、周りから期待を懸けられても、やるべきことは変わらない。人は人で自分は自分。焦るつもりはない。
「自分が選んだ選択が正解だったと言えるようにしたいです」
コメント
ルックスに威圧感が無いからキッズファンから絶大な人気を得られそう。
久保タケのサイン会4時間待ちの記録を更新してほしい。
久保の4時間待ち言いたいだけやろw
そんなに自信ないのに海外に行く意味あんのか
良い選択だと思う。来年五輪無ければ移籍しても良いが
慣れた環境で実績重ねて五輪で活躍してからの方が移籍の
可能性が広がる、前監督がアヤックスに行ったのもある意味良いので
エールで活躍した方が見つかりやすい
>>3
どう読んだら自信がないと解釈できるのか?
どうせステップアップの見送りをしたことへの解釈だろうけど、
文章の意味は、前半からレギュラーでやればさらに価値を示せて、成長も出来て、もっと良いクラブから誘いが来るだろうってことなんだけど、それが自信ないと読めるならすげーよwww
今、一番やれると思う所でプレーすべきだとは思うね。更に上の成績を上げられればベストでしょ。
オフェンス能力鍛えるならブンデスより攻撃に専念しやすいエールのほうが良さそうだもんな
ブンデスだと守備で体張らないと攻撃で数字残しても批判されるし
21歳という武器を最大限生かせばいい。
21歳なのに焦って26歳の日本人海外組みたいなキャリア選択する必要ない。
こういうとメッシやエンバぺは21歳の頃既にどうこう言う輩が現れるけど、トップオブトップだけが成功ではない。将来遠藤航や伊藤純也くらいの器になってくれれば大成功だろ。
>>5
ブンデスだと序盤から試合に出られないと思ってるという意味で自信ないという3のコメが間違ってる訳でもないから、お前も自分こそ正しいみたいなカチカチの固定観念と端から他人をバカにしてるような態度改めないとな
>>9
君も一緒だよ
そのドイツのクラブがよい条件じゃない場合もある
それこそ田中碧の五輪が終わってからだったらもっと良い移籍先が~と似たように
もう1年スパルタで頑張って二桁とって五輪で結果だしたら
もっと良い条件のクラブから話くるかもしれんな
>>3
やべーやつがおるw
出場機会失うと五輪も危ういし、五輪後のステップアップでも遅くはないからな
いいんじゃないの?
いや、どう考えても自信ないって風にとる方が不自然だよ
1からポジション争いして自分という選手を周りに理解してもらうという作業から始めるから時間的にはどうしてもロスになるし2年連続で同じチーム、環境でプレイして結果出す事が結果的に効率的になるんじゃないかという判断しただけの事だからね。うがった見方してるのが見苦しい程にね。
アヤックスやフェイエとやれるエールよりもバイエルンやライプツィヒとやれるブンデスの方が経験値積めてレベルアップ出来そうな気がするが
今のチームでやってる事の手ごたえが本人にあるんならいいんじゃないの?
エールの上5つは4大リーグと変わらないレベルのチームだし