伊藤洋輝先発のシュトゥットガルト、痛恨のリーグ戦連敗…PK失敗も響きハイデンハイムに敗れる

伊藤洋輝ブンデス

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ブンデスリーガ第10節が5日に行われ、シュトゥットガルトとハイデンハイムが対戦した。

今季開幕から好調を維持しているシュトゥットガルトは、前節ホッフェンハイムとの撃ち合いを2-3で落とすまで6連勝を記録。ここまでの成績は7勝2敗で、首位レヴァークーゼン、2位バイエルンを追いかける3位に位置している。10月31日に開催されたDFBポカールでもウニオン・ベルリンを1-0で破り、公式戦連敗を避けて迎える今節は、昇格組のハイデンハイムの本拠地に乗り込む。ハイデンハイムは現在公式戦4連敗、ブンデスリーガ3連敗を喫しており、ここまで2勝1分6敗と苦しいシーズン序盤戦を過ごしている。一方でホームゲームでの成績は2勝2敗と決して悪くなく、好調のシュトゥットガルトに土を付けることができるだろうか。

シュトゥットガルトに所属している伊藤洋輝は2試合連続の先発出場。左サイドバックのポジションでスターティングメンバーに名を連ねている。原口元気はベンチスタートとなった。今季既に14ゴールを挙げているセール・ギラシは負傷のため欠場となったが、チョン・ウヨンやデニス・ウンダブらも先発に並んでいる。一方、ハイデンハイムはエレン・ディンクチやティム・クラインディーンストといった主力がスタメンに入った。

【スコア】

ハイデンハイム 2-0 シュトゥットガルト

【得点者】

1-0 70分 ヤン・シェップナー(ハイデンハイム)

2-0 90+4分 ティム・クラインディーンスト(ハイデンハイム)

https://news.yahoo.co.jp/articles/0615395ccddb49b7364651a87d9a862c5075dc75

伊藤洋輝は75分までプレー

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試合は立ち上がりの7分、シュトゥットガルトがチャンスが創出。自陣中央でセカンドボールを拾ったアンジェロ・シュティーラーが右サイドへ展開すると、待っていたシラス・カトンパ・ムヴァンパが一気にスピードアップ。飛び出してきたGKケヴィン・ミュラーをかわしたものの、猛然と戻ってきたベネディクト・ギンバーに体を寄せられ、フィニッシュまでは持ち込めなかった。

勢いに乗ったシュトゥットガルトは12分、敵陣左サイドで横パスを受けた伊藤がボールを持ち運び、ペナルティエリア手前からミドルシュートを選択。ここはGKミュラーにキャッチされた。

対するハイデンハイムは17分、左コーナーキックを獲得。ヤン・ニクラス・ベステが左足で外巻きのボールを蹴り込むと、ペナルティエリア内で競り勝ったヤン・シェップナーが頭で合わせる。ジャストミートしたヘディングシュートは、クロスバーをかすめて枠の外へ外れた。

以降はハイデンハイムがフィニッシュに持ち込むシーンを増やしていくが、シュトゥットガルトの守備陣が集中力を切らさず、最後の最後でゴールを許さない。すると38分、シュトゥットガルトはペナルティエリア手前右寄りの位置で獲得したフリーキックをシュティーラーが直接狙う。左足でカーブのかかった一撃はゴール方向へ向かったが、クロスバーに嫌われた。

前半終了間際には再びハイデンハイムがコーナーキックでゴールに迫る。43分、ベステの左足で蹴ったボールからギンバーがヘディングシュートを放つも、再びクロスバーに直撃した。前半はこのままスコアレスで終了している。

後半に入るとシュトゥットガルトにこの日最大の決定機が到来。56分に獲得した右コーナーキックの際、ボックス内で競り合っていたヴァルデマール・アントンがパトリック・マインカに倒され、PKが与えられた。しかし、キッカーのカトンパ・ムヴァンパが右足で放ったシュートは無常にもクロスバーの上へ。シュトゥットガルトは大きなチャンスを逃した。

均衡が破れたのは70分。ハイデンハイムは前半から再三決定機を作っていたコーナーキックの場面で、ベステが左足でニアサイドめがけたボールを蹴り込むと、これがシェップナーの頭にピタリ。頭1つ抜け出したシェップナーが高い打点からヘディングシュートを沈め、ホームチームが先手を取った。

優勝争いについていくために負けられないシュトゥットガルトは、後半アディショナルタイムに怒涛の攻撃を見せる。90+2分にはペナルティエリア右でルーズボールを拾ったシュティーラーが中央へ折り返し、最後はルカ・ライムントがダイレクトで合わせたが、シュートはクロスバーに嫌われる。こぼれ球に詰めたジェイミー・レヴェリングが頭で狙うも、ゴールライン上でマインカにクリアされた。

なおも攻めるシュトゥットガルトは90+4分、敵陣左サイドでボールを持ったアントンが右足でクロスボールを放り込むも、ここは跳ね返される。クリアボールを回収しようとしたアントンのファーストタッチが中途半端になると、このボールをハイデンハイムのクラインディーンストが回収。飛び出していたGKアレクサンダー・ニューベルの位置を見て、センターサークルから左足で浮き球のロングシュートを沈めた。

試合はこのままタイムアップ。シュトゥットガルトはDFBポカール2回戦で公式戦の連敗は回避したものの、ブンデスリーガでは今季初の連敗を喫している。伊藤は75分で途中交代となり、原口に出番はなかった。一方、ハイデンハイムは今季ホーム3勝目を記録。ここからの巻き返しに向けて貴重な勝ち点「3」を積み上げた。

次節は11日に行われ、シュトゥットガルトはホームでドルトムントと、ハイデンハイムは敵地でバイエルンと、それぞれ対戦する。

コメント

  1. 名無し より:

    やっぱりギラシがいないと点が入らんのだな

  2. 名無し より:

    今1トップで代役のウンダブも何気に7試合313分の出場時間で4G2Aといいんだけど、ギラシいなくなった途端チームはリーグ戦で勝てなくなってるからな。
    ポカールはウニオン相手に勝ったけど。
    ギラシは5週間ぐらいかかるらしいけど、何とか耐えてほしいな。

  3. 名無し より:

    ギラシ離脱がアカンすぎる
    そこそこ大怪我だし状態戻るのか?

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