
11月8日、欧州各地では前日に引き続き欧州CLのグループ戦第4節が8試合行われ、日本代表DF冨安健洋(25)が所属するアーセナルはホームでセビリア(スペイン)と対戦。冨安はこの試合も4-3-3の左SBとして先発。しかし前半にトロサールのゴールで1-0とリードすると、アルテタ監督は前半だけで冨安に代えてジンチェンコを送り出した。
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大事を取っての交代だったことを明かす

冨安もその例に漏れず、左サイドから再三ボランチの位置に入り、イングランド代表MFライス、イタリア代表MFジョルジーニョと連携。中盤の底から左サイドのマルティネリにいいスルーパスを通して攻撃の起点となり、また前半20分には最前線に飛び出すフォワード・プレーも見せた。
試合はアーセナルが完全にポゼッションを支配。そして前半28分、この試合で主将のアームバンドを巻いたジョルジーニョのスルーパスにサカが右サイドで飛びつき、中央にクロス。この絶好のボールにトロサールがゴール前できっちりと右足を合わせて、ホーム・チームが期待通りに先制した。
冨安は味方が1点をリードした前半を終えると、ジンチェンコと交代。アーセナルは後半も優勢に試合を進め、後半19分にはマルティネリのスルーパスからサカが2点目を決めて、そのまま2-0のスコアで危なげなく完勝。勝ち点を『9』に伸ばして勝ち点5の2位PSVに4点差をつけ、B組の首位をがっちりキープした。
アルテタ監督は試合直後の会見で冨安の交代について聞かれると「前半で違和感があったので、リスクを犯したくなかった」と話すと、先週土曜日にアウェイできついニューカッスル戦にフル出場していたことから「彼は多くの分数をプレーしていたし、アレックス(ジンチェンコ)も準備ができていた。いい決断だったと思う」と続けて、大事を取っての交代だったことを明かした。