ソシエダが3戦ぶり白星! アルメリアに苦戦も終盤の2発で勝ち越し…久保建英は後半から出場

久保建英リーガ

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ラ・リーガ第13節が11日に行われ、レアル・ソシエダとアルメリアが対戦した。

前節終了時点でレアル・ソシエダは5勝4分3敗を記録。レアル・マドリード、アトレティコ・マドリード、バルセロナの3チーム以外には敗れていないものの、引き分けが多いのも事実だ。一方、チャンピオンズリーグ(CL)では3勝1分と無敗を維持し、20シーズンぶりの決勝トーナメント進出が決定。欧州の舞台で得た自信を国内にも還元したいところだ。今節は敵地でアルメリアと対戦。ここまで3分9敗と未勝利が続き、最下位に沈むアルメリアを相手に、ラ・リーガ3試合ぶりの白星を狙う。

【スコア】

アルメリア 1-3 レアル・ソシエダ

【得点者】

0-1 62分 ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ)

1-1 76分 セルヒオ・アリバス(アルメリア)

1-2 90+1分 カルロス・フェルナンデス(PK/レアル・ソシエダ)

1-3 90+5分 マルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ)

https://news.yahoo.co.jp/articles/6f83dbb10e8e11e0a33b29471e83eea56713dc4c

ソシエダは敵地でアルメリアに勝利

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レアル・ソシエダに所属している久保建英は、8日に行われたCLのベンフィカ戦で70分までプレーした影響もあり、中2日で迎えるアルメリア戦では今季のラ・リーガで3度目のベンチスタートとなった。ロビン・ル・ノルマン、マルティン・スビメンディ、ミケル・オヤルサバルといった面々がスターティングメンバーに並んでいる。一方、アルメリアはセルヒオ・アリバスやアドリ・エンバルバらが先発に名を連ねた。

試合は序盤の12分、レアル・ソシエダの最終ラインでボールを持ったアリツ・エルストンドが斜めのパスをつけると、待っていたウマル・サディクが前を向いてドリブルを開始。自ら持ち込んで左足を振ったものの、シュートはポストに嫌われた。

前半は両チームともにゴールネットを揺らすことはなく、スコアレスでハーフタイムに突入。するとレアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督が動く。サディクとアンデル・バレネチェアを下げて、久保とミケル・メリーノをピッチへ送り出した。

後半に入ると57分、左サイド高い位置でボールを持ったアイエン・ムニョスが左足でクロスボールを送ると、ニアサイドでオヤルサバルが潰れ、最後は中央に飛び込んだベニャト・トゥリエンテスに当たってゴールに吸い込まれる。レアル・ソシエダが先手を取ったかに思えたが、OFR(オンフィールドレビュー)の結果トゥリエンテスのハンドが確認され、得点は認められなかった。

それでも、レアル・ソシエダは直後の62分に右コーナーキックを獲得すると、アルセン・ザハリャンが右足でニアサイドめがけたボールを蹴り込む。飛び込んだエルストンドが頭で逸らすと、ファーサイドに詰めていたオヤルサバルが押し込んだ。今度は正真正銘のゴールが認められ、オヤルサバルの今季ラ・リーガ7点目でレアル・ソシエダが先制に成功した。

1点ビハインドとなったアルメリアは76分、敵陣で久保からボールを奪うと、ゴンサロ・メレロ、ディオン・ロピと繋いでラザロにボールが渡る。ペナルティエリア左から放ったシュートはGKアレックス・レミロに阻まれたが、こぼれ球をセルヒオ・アリバスが押し込み、アルメリアが試合を振り出しに戻した。

その後はアルメリアもチャンスの数を増やし、どちらに転ぶかわからないまま試合は終盤に突入。88分には久保が左コーナーキックを蹴ると、ペナルティエリア内での混戦の中でセルヒオ・アキエメの腕にボールが当たる。OFRの末にハンドが確認され、レアル・ソシエダにPKが与えられた。キッカーを務めるカルロス・フェルナンデスはゴール右下に強烈な一撃を突き刺し、レアル・ソシエダが土壇場で勝ち越しに成功した。

後半アディショナルタイムには再び久保が左コーナーキックでキッカーを担当。ニアサイドに飛び込んだエルストンドにピタリと合うボールを上げると、フリックから最後はスビメンディがゴールネットを揺らす。レアル・ソシエダが勝利を決定付けた。

試合はこのままタイムアップ。レアル・ソシエダはアルメリアに苦しめられながらも、終盤の2ゴールで勝ち越しに成功。ラ・リーガ3試合ぶりの白星を飾った。一方のアルメリアは未勝利が続いている。

次節はインターナショナルマッチウィークを挟んでの開催となる。レアル・ソシエダは26日にホームでセビージャと、アルメリアは25日に敵地でヘタフェと、それぞれ対戦する。
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