
近年のプレミアリーグをけん引し続けてきた両雄が、インターナショナルマッチウィーク明けの第13節で激突する。マンチェスター・シティはここまで9勝1分2敗で首位を走っており、リヴァプールは8勝3分1敗で現在2位。両者の勝ち点差は「1」となっている中、白星を飾るのはどちらのクラブになるだろうか。
マンチェスター・シティはロドリ、ベルナルド・シルヴァ、アーリング・ハーランドといった主力をスターティングメンバーに揃えた。ジャック・グリーリッシュは体調不良の影響もあってメンバー外に。ジョン・ストーンズらがベンチからのスタートとなった。一方、リヴァプールもフィルジル・ファン・ダイク、ドミニク・ソボスライ、モハメド・サラーと豪華な面々が先発に名を連ねた。日本代表から帰ってきた遠藤航はベンチから出番を待つ。
【スコア】
マンチェスター・シティ 1-1 リヴァプール
【得点者】
1-0 27分 アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)
1-1 80分 トレント・アレクサンダー・アーノルド(リヴァプール)
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c36429340dd7d2376fab9290f7bd72df0c02d86
マンCとリヴァプールの一戦はドローでタイムアップ

均衡が破れたのは27分。マンチェスター・シティは敵陣でボールを奪い返したところから、ネイサン・アケが細かいタッチで敵陣のスペースへ前進。左足で斜めのパスをつけると、相手DFの間で前を向いたハーランドがファーストタッチから左足を振り抜いた。狙い澄ました一撃がゴールに吸い込まれ、マンチェスター・シティが先制に成功。ハーランドにとってはプレミアリーグでのリヴァプール戦初ゴールとなっただけでなく、これでプレミアリーグ通算50ゴールを記録。史上最速となる48試合目での達成となった。
前半はこのままマンチェスター・シティの1点リードで終了。後半に入ってもホームチームが最初の決定機を作る。52分、カウンターの流れから敵陣左サイドに開いたジェレミー・ドクにボールが渡ると、対峙したアレクシス・マック・アリスターを縦への突破で置き去りに。マイナスへの折り返しをアルバレスが左足で合わせたが、シュートはジャストミートせずに枠を外れた。
このプレーの直後にはリヴァプールにアクシデントが発生。ディオゴ・ジョッタがピッチ上に座り込んでプレー続行が難しい状態になってしまう。ユルゲン・クロップ監督はジョッタに加えてカーティス・ジョーンズも下げる決断を下し、代わってルイス・ディアスとライアン・フラーフェンベルフがピッチへ送り出された。
同点を目指すリヴァプールはヌニェスが何度かフィニッシュまで持ち込むシーンを作りながら、なかなかゴールをこじ開けるには至らない。マンチェスター・シティの1点リードで試合は終盤に突入したが、80分に遂に試合を振り出しに戻す。フラーフェンベルフが持ち運んで左サイドに預けると、大外で待っていたL・ディアスは強引に突破を仕掛けることなく、マイナスへパスを供給。ペナルティエリア手前右寄りの位置でサラーが前を向くと、コーディ・ガクポがボックス内へのランニングで相手を引き付け、この動きにより発生したスペースでトレント・アレクサンダー・アーノルドがボールを受ける。自ら右足を振り抜き、グラウンダーの一撃をファーサイドへ突き刺した。A・アーノルドの今季初得点が決まり、リヴァプールが同点に追い付いた。
試合はこのままタイムアップ。1位と2位の“首位決戦”は決着がつかず、痛み分けのドローで終了した。リヴァプールの遠藤航は85分からピッチに立っている。
