10人のアトレティコ、ホーム戦連勝記録が「20」でストップ…撃ち合いの末にヘタフェとドロー

リーガ

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ラ・リーガ第18節が19日に行われ、アトレティコ・マドリードとヘタフェが対戦した。

昨季から続いて、アトレティコ・マドリードは本拠地『シビタス・メトロポリターノ』で圧倒的な強さを維持。今季はチャンピオンズリーグ(CL)も含めた公式戦11試合で全勝を記録している。しかし、アウェイでは勝ち点を落とす試合も少なくはなく、前節終了時点での成績は11勝1分4敗。勝ち点「34」を積み上げて現在は4位につけている。一方のヘタフェはドローの数が多いことも事実だが、ここまで安定して勝ち点を積み上げており、現在は8位と悪くない順位だ。今節は3連勝を目指して“要塞”に乗り込む。

アトレティコ・マドリードはスターティングメンバーにコケ、ロドリゴ・デ・パウル、アントワーヌ・グリーズマンらが並んだ。一方、ヘタフェはボルハ・マジョラルやメイソン・グリーンウッドといった主力が先発に名を連ねている。

【スコア】

アトレティコ・マドリード 3-3 ヘタフェ

【得点者】

1-0 44分 アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)

1-1 53分 ボルハ・マジョラル(ヘタフェ)

2-1 63分 アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)

3-1 69分 アントワーヌ・グリーズマン(PK/アトレティコ・マドリード)

3-2 87分 オスカル・ロドリゲス(ヘタフェ)

3-3 90+3分 ボルハ・マジョラル(PK/ヘタフェ)

https://news.yahoo.co.jp/articles/5574b76c477aebe30e74450e921caefbe1b18649

アトレティコがヘタフェとの壮絶な打ち合いを演じるもドロー

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試合は立ち上がりの9分、アトレティコ・マドリードがチャンスを作り出す。敵陣左サイド開いた位置でサイドチェンジのボールを受けたロドリゴ・リケルメがドリブルで縦へ突破。中央への折り返しは通らなかったものの、メンフィス・デパイが素早い切り替えでボールを奪い返すと、引き取ったリケルメが右足フィニッシュ。ファーサイドを狙った一撃はクロスバーを叩いた。

アトレティコ・マドリードは良い形で試合に入ったものの、38分にはアクシデントが発生。ヘタフェがカウンターを狙った局面で、ハイメ・マタの突破を阻んだステファン・サヴィッチがこの日2枚目のイエローカードで退場処分に。アトレティコ・マドリードは残りの時間を数的不利で戦うこととなった。

それでも、前半終了間際の44分には10人のホームチームが均衡を破る。44分、グリーズマンのポストプレーからピッチ中央付近で前を向いたコケがマルコス・ジョレンテに預ける。右サイドを駆け上がったリケルメにボールが渡ると、低い弾道のクロスボールを送り、最後はグリーズマンが左足で合わせる。ダイレクトでゴールネットを揺らし、アトレティコ・マドリードが1点をリードして後半に突入した。

後半に入るとヘタフェが反撃へ。53分、ピッチ中央付近で前を向いたルイス・ミジャがサイドチェンジのボールを送ると、ペナルティエリア右でグリーンウッドがこのボールに反応。見事なファーストタッチから縦へ持ち出し、右足で狙うも、ここはGKヤン・オブラクに阻まれる。それでも、こぼれ球を狙っていたマジョラルが頭で沈め、ヘタフェが試合を振り出しに戻した。

1人少ない中で先手を取りながら、同点弾を許したアトレティコ・マドリードは、57分に攻撃的なカードを切る。デ・パウルを下げてアルバロ・モラタをピッチへ送り出した。するとこのモラタが直後に大仕事をやってのける。63分、セサル・アスピリクエタからの浮き球パスで敵陣右サイド背後のスペースへ飛び出したM・ジョレンテが、ターンで相手を抜き去ってクロスボールを供給。ボックス内へ走り込んだモラタがこのボールに反応し、ヘディングシュートを叩き込んだ。

勝ち越しに成功したアトレティコ・マドリードは直後の66分、ペナルティエリア手前でボールを持ったコケが浮き球のボールを蹴り込んだ際、ボックス内でポジションを争っていたダミアン・スアレスの腕がマリオ・エルモソの顔に入る。OFR(オンフィールドレビュー)を経て、アトレティコ・マドリードにPKが与えられた。キッカーを務めるグリーズマンはゴール右に強烈な一撃を蹴り込み、アトレティコ・マドリードがリードを広げる。この日2点目を決めたグリーズマンは、アトレティコ・マドリードでの通算得点数が「173」に達し、故ルイス・アラゴネス氏の持つクラブ歴代最多得点記録に並んだ。

10人のアトレティコ・マドリードが勝利を手繰り寄せたかに思えたが、試合終盤にはヘタフェがゴールへ襲いかかる。87分、敵陣右サイド開いた位置でボールを受けたグリーンウッドが縦への突破からマイナスへ折り返す。このボールは通らなかったものの、セカンドボールを拾ったD・スアレスが中央へ繋ぐと、ボールを受けたオスカル・ロドリゲスが飛び込んできた相手をかわして右足一閃。強烈な一撃は相手に当たってゴールに吸い込まれ、ヘタフェが1点を返した。

勢い付いたヘタフェは90分、敵陣右サイドで得たフリーキックからルイス・ミジャが縦へ繋ぐと、待っていたD・スアレスが右足でクロスボールを狙う。これがボックス内でエルモソの手に当たり、OFRを見て、ヘタフェにPKが与えられた。このPKをマジョラルがゴール左下へ沈め、土壇場で同点ゴール。マジョラルはラ・リーガ得点ランキングで単独2位となる今季12点目を記録した。

試合はこのままタイムアップ。前半のうちに10人となったアトレティコ・マドリードは、1度は2点をリードし勝利を手繰り寄せながらも、終盤の2失点で白星を逃した。これで、昨季から続いていたアトレティコ・マドリードのホームゲーム連勝記録は「20」でストップ。昨季のラ・リーガ第20節ヘタフェ戦を1-1のドローで終えた後、ラ・リーガでは17連勝、公式戦では20連勝を飾っていたものの、クラブの新記録樹立まであと1勝というところで白星を逃した。一方のヘタフェはこれで公式戦4戦負けなしと好調を維持している。

この後、ラ・リーガは束の間のウインターブレイクに突入するものの、アトレティコ・マドリードはまだ年内に試合が残っている。大雨で延期となっていた第2節が23日に組み込まれており、ホームでセビージャと対戦予定だ。

コメント

  1. 名無し より:

    今期のアトレティコめっちゃ点取るな

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