
日本代表は破竹のAマッチ9連勝でアジアカップを迎えた。
攻守においてタレントが充実し、層の厚さは間違いなく出場国の中でトップだろう。とはいえ、アジアの戦いが一筋縄ではいかないのは、過去の大会からも明らか。3大会ぶりの戴冠はもちろん簡単ではない。
韓国、オーストラリア、イランなどと共に、日本の前に立ちはだかるライバルのひとつがサウジアラビアだ。2022年カタール・ワールドカップのアジア最終予選でもアウェーで0-1と敗れたように、日本は何度も苦戦を強いられてきた。
サウジやイラクといったチームも強いが、日本はこの大会で歴史を残してきた

そのサウジのメディアは日本をどう見ているのだろうか。同国の日刊紙『Al Sharq』のモハメド・アラクダール記者に話を訊いた。
「日本代表はとても強く、アジア最高のチームの一つだ。どんな記者でも、日本がベスト4には来ると予測するだろう。おそらく彼らは決勝に進出する。サウジやイラクといったチームも強いが、日本はこの大会で歴史を残してきた」
同記者は、「彼らには非常にスケールの大きな選手がいる。そしてエキスパートがいる。ワールドカップに何度も出場していて、そういった大会でプレーした経験がある。したがって、日本は少なくとも準決勝には進むだろう。彼らはタイトルを獲得して日本に戻るかもしれない」と森保ジャパンを評価。その特長をこう話している。
「日本は非常に組織的で、コンピューターのようにプレーする、得点を狙うモチベーションも高い。オーガナイズされているので、相手は得点するのに苦労する。ラインディフェンスがよく統率されている。もちろん、攻撃でもだ。だから、このトーナメントで良い結果を残せると思う」
