
2022年夏に加入したモナコで失意の1年を過ごした南野は今シーズン、恩師アドルフ・ヒュッター監督の下で完全復活。シーズン序盤からゴールとアシストを重ねる同選手は、ここまで公式戦19試合で5ゴール5アシストを記録してリーグ・アン3位に位置するチーム主力として活躍する。
先日には日本代表として1-2で敗れたアジアカップ準々決勝イラン戦に出場した24時間以内にモナコに帰還して1-1で終わったル・アーヴル戦でプレーして話題になった南野は、先週末の3-2で勝利した2位ニースとの一戦では相手選手の退場を誘発し、デニス・ザカリアのゴールをアシストする活躍を残していた。
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今シーズンのゴール関与数を二桁に乗せた南野
🎙️ #南野拓実 チャンピオンズリーグを見据えて✊
トゥールーズ戦へ向けた会見が昨日行われました🎥
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「ザックのとても良いヘディングシュートでした!ハーフタイムに監督から中盤と相手ディフェンスのスペースを使うようにとの指示がありました。だから、僕はそのようにやろうとしていました。ティロ(ケーラー)が僕に良いボールを出し、僕はデニスがあのエリアに入る瞬間を見ていました。そして、彼はヘディングでの素晴らしいゴールによって自身のクオリティを示しました。彼は僕たちにとってとても重要な選手です!本当にうれしかったです」
また、チームの状態がなかなか安定しない現状には「一貫性は僕たちが本当に向上する必要のあることです。ニース戦のようなビッグゲームの後、同じエネルギーや情熱、戦術面での精度とともにしっかりと継続しないといけないです。来シーズンのチャンピオンズリーグでプレーしたいのなら、とても重要なことです!チームはこのことを理解していますし、トゥールーズ戦でパフォーマンスの一貫性を見つけられることを示さないといけません」と話した南野は、コートジボワール代表としてアフリカ・ネイションズカップで優勝して帰還したウィルフリード・シンゴについてもコメントした。
「アフリカ・ネイションズカップ制覇はウィルフリードとチーム全体にとってとても最高のニュースです。ニース戦の後、僕たちみんながコートジボワールの決勝戦を観戦していました。彼は昨日帰ってきて、僕たちは一緒に彼の帰還を祝福しました。彼はグループに良いエネルギーをもたらせますし、彼はクオリティのある素晴らしい選手です。シーズン後半で彼は僕たちをとても助けてくれるはずです」
さらに、南野は好調なシーズンやチームの攻撃陣についても語った。
「僕個人としてはそんなに大きく変わったことはありません。戦術面での変更があったので、コーチのアドルフ・ヒュッターが就任したことは僕にとって大きなことでした。それに、ザルツブルクで彼の下でプレーしたことがあったので、彼の哲学を知っていましたし、このことは僕が前に進む助けになりました」
「僕たちには2人の最高のストライカーがいます。フォラリン(バログン)は裏を取り、スピードを活かすのが得意ですし、ウィサム(ベン・イェデル)は僕やゴロ(アレクサンドル・ゴロヴィン)とともに小さいスペースでプレーするのが得意です。彼は本当にスペシャルな選手で、どのような状況でも得点する方法を知っています。1トップや2トップに関係なく、最も大切なことはストライカーをしっかりとサポートしていると感じられることです」
「(ゴロヴィンの欠場は)僕へのプレッシャーがより強くなるかもしれないです。でも、僕は話すことよりも、ピッチ上でプレーし、応えることをより好んでいます。若い選手たがたくさんいますけど、経験のある選手がピッチ内外で彼らを牽引しないといけません。僕たちは間違いなく良い手本を示すことができています」
今シーズンのゴール関与数を二桁に乗せた南野は、ゴールとアシストのどちらを好んでいるかと問われ「アシストすることよりも得点することのほうが少し好きです。特別なフィーリングを感じられるからです!でも、僕はストライカーだとは思っていないですし、何度も言っているように僕の好きなポジションはストライカーの後ろです」と回答した。