
2月に行われたパリオリンピック2024女子サッカーアジア最終予選で朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を下し、2大会連続6度目の本大会出場を決めたなでしこジャパン。スペイン、ブラジル、アフリカ予選1位突破国と激突する本大会に先立ち、現在はアメリカで開催されている2024 SheBelieves Cupに参戦している。6日に行われた準決勝では開催国のアメリカに1-2で敗北。3位決定戦では、パリ五輪のグループCで同居するブラジルとの“前哨戦”が開催された。
【スコア】
なでしこジャパン 1-1(PK戦:0-3) ブラジル女子代表
【得点者】
1-0 35分 田中美南(なでしこジャパン)
1-1 71分 クリスチアーニ・ロゼイラ(ブラジル女子代表)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d491dc57034b1da646ea3892ced2d17b1c25189
PK戦の末、0-3でブラジルに敗れる
🇯🇵試合結果🇧🇷
なでしこ、PK戦でまさかの3人連続失敗…ブラジルとのパリ五輪“前哨戦”に敗れるhttps://t.co/Bnfv2SALex🗣️編集部より
「なでしこジャパンは田中美南のゴールで先手を取ったものの、後半は田中のPK失敗などチャンスを仕留めきれず、セットプレーから失点。PK戦の末に敗れました」 pic.twitter.com/OrVevlYNsC— サッカーキング (@SoccerKingJP) April 9, 2024
なでしこジャパンの1点リードで後半へ折り返すと、浜野を下げて上野真実を投入。なでしこジャパンは立ち上がりこそやや押し込まれる時間もあったが、その後はボールを握る時間を増やしながら主導権を握る。55分にはGK山下杏也加から細かくボールを繋ぎ、長谷川唯がうまく絡みながら前進していく。フリーで左サイド高い位置を取った北川ひかるがダイレクトでアーリークロスを送ると、ファーサイドで待っていた藤野あおばが中央へ切り込んで左足を振ったが、シュートはGKに弾き出された。
勢いに乗るなでしこジャパンは64分、右コーナーキックのクリアボールに反応した林穂之香が、敵陣ペナルティエリア内で相手に倒されてPKを獲得する。キッカーを務めた田中はゴール左下を狙ったものの、GKロレナにコースを読まれ、追加点を挙げることはできなかった。
すると71分、ブラジルがセットプレーでなでしこジャパンのゴールを脅かす。右コーナーキックを獲得すると、ヤスミムが左足で上げたボールをクリスチアーニ・ロゼイラが頭で押し込み、スコアは振り出しに戻った。
勝ち越しを狙うなでしこジャパンは78分、田中と北川を下げ、守屋都弥と負傷から戻ってきた宮澤ひなたを投入。85分には清水梨紗、林に代えて清家貴子、長野風花を送り出す。宮澤にGKと1対1のチャンスが到来するなど、決定機も少なくはなかったが、最後までゴールネットを揺らすことはできず、試合は1-1でタイムアップ。決着はPK戦に委ねられた。
先攻のなでしこジャパンは1人目キッカーの清家貴子、2人目の長野風花、3人目の長谷川唯が立て続けに失敗。対する後攻のブラジルは3人全員が成功させた。この結果、なでしこジャパンはPK戦で敗北。2024 SheBelieves Cupを4位で終えた。