「やりたい放題。まるでブラジルだ…強い頃の」“日本代表2戦12発”に王国記者ベタボメ「MVPは伊東純也。森保監督は別人のように攻撃的だ」

W杯アジア最終予選
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「まるで、“今ではなく強い頃”のブラジルがアジアへ舞い降りてきたようだ。何点取っても満足せず、すでに戦意を喪失してタオルを投げている相手から、無慈悲にも点を取り続ける……」

10日(日本時間では11日未明)に行なわれた2026年ワールドカップ・アジア最終予選第2節のアウェーでのバーレーン戦。ブラジルのスポーツメディアきっての日本通であるチアゴ・ボンテンポ記者は、中国戦に続いて大勝した日本代表に――W杯南米予選で勝ち点が伸ばせず大苦戦する母国の惨状を嘆きつつ――最大級の賛辞を与えた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0c0e69b4287eede09c2dde3484311eadfb2ea098

バーレーンは早々から“勝ち点1でOK”的な戦いだった



―まず、この試合のフォーメーションと先発メンバーをどう思いましたか?

「ホームのバーレーンが攻撃的にプレーしてくることもありえたにもかかわらず、この試合でも3-4-2-1のフォーメーションで両ウイングバックに、本来はサイドバックの選手ではなく攻撃的な選手(右に堂安律=フライブルク、左に三笘薫=ブライトン)を起用したのは少々意外だった。中国戦から唯一のメンバー変更は右MFで久保建英(レアル・ソシエダ)の代わりに鎌田大地(クリスタルパレス)を入れたことだけど、これは中国戦にフル出場した久保の疲労を考慮したんじゃないかな」

―前半9分、日本は三笘の左からのクロスを堂安がスライディングシュートしたが、惜しくも左ポストに阻まれた。その後の数分間、バーレーンが攻めて2本のシュートを放ちます。試合の立ち上がりをどう見ましたか?

「序盤、バーレーンも多少は攻撃の姿勢を見せたが、終わってみれば彼らが前がかりになったのはこの時間帯くらい。早い段階から選手たちが時間稼ぎをするなど引き分け狙いで、勝ち点1を取れたら満足、という姿勢だった」

―前半34分、日本は遠藤航(リバプール)からのスルーパスを受けた鎌田が敵陣右サイド深い位置からクロスを入れようとしたところ、DFの手に当たってPK。これをCF上田綺世(フェイエノールト)が、観客からのレーザーポインターでの妨害を受けながらも難なく決めました。

「日本は前半のほとんどの時間帯で試合の主導権を握っていたが、なかなか決定機を作れなかった。日本にとってはラッキーなハンドであり、PKだった」

―後半開始時点で、森保一監督は堂安に代えて伊東純也(スタッド・ランス)を投入します。

「堂安の出来が悪かったとは思わない。伊東にも出場機会を与えよう、という意図だったと思う」

―後半に入ってからは、日本が一気呵成に攻め立てました。2分、日本は左サイドの三笘、ゴール前中央の鎌田、右サイドの伊東へとパスが渡り、ゴール前で伊東からのショートパスを受けた上田が巧みにボールをコントロールし、右足でゴール左隅へ決めました。

「左サイド、中央、右サイドへとパスが自在に回り、上田がCFとしての優れた資質を発揮した。現在の日本の強力な攻撃を象徴するような見事なゴールだった」

―そして後半16分、右サイドの鎌田、中央後方の遠藤、左横の守田英正(スポルティング)とパスが渡り、守田からの縦パスを受けた上田が巧みにボールをキープ。走り込んできた守田へパスを戻し、守田が右足でファーサイドへ蹴り込んだ。

「これも、日本選手の高度な連係から生まれたゴール。これまた素晴らしいゴールで、バーレーン選手の戦意を削いだ。これを見て、スタンドの地元観衆がゾロゾロと帰り始めたね(笑)」

―その3分後にも、鎌田からのパスを受けた三笘がマーカーを振り切ってクロスを入れ、ゴール前へ攻め上がっていた守田が左足で蹴り込んだ。

「またしても日本がサイドを変えながら自在にパスを回し、機を見て縦へ入れて決定機を作った。バーレーンの守備陣は、日本のチーム戦術に全く付いていけなかった」

―その後、日本は上田に代えて小川航基(ナイメヘン)、南野拓実(モナコ)に代えて久保を投入。後半36分、左サイドで久保からのパスを受けた中村敬斗(スタッド・ランス)がシュートを放ち、GKが防いだリバウンドを小川が頭で決めます。

「バーレーン守備陣はすでに疲れ切っており、日本は交代出場したフレッシュな選手たちがやりたい放題。その後、小川はさらに点を取るチャンスが2度あったけれど、外してしまったね」

―後半37分には、ボランチの守田に代えてFW浅野拓磨(マジョルカ)を投入した。

「これで、アタッカーが6人。実際には、鎌田がボランチの位置へ下がったわけだけどね」

―この試合における日本の守備陣への評価は?

「最終ラインの谷口彰悟(シント・トロイデン)、中盤の遠藤を中心に、ほとんど危なげがなかった。アタッカーたちも、しばしば高い位置で相手ボールを奪い、あるいは自陣まで戻って守備面でも貢献していた」

―この試合で、日本が改善すべき点はなかったのでしょうか?

「序盤にいくつかのパスミスがあったけれど、大事には至らなかった。ウイングバックの2人の背後を突かれるとピンチを招きかねなかったが、彼らの守備意識が高かったこと、そしてバーレーンの攻撃に厚みがなかったお陰で大きな問題とはならなかった」

―この試合のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)は?

「最も高く評価したいのは、上田と守田。最初の2点を取って試合の行方を決め、さらに守田の最初の得点をアシストした上田を選びたい」

―この2連戦で最も印象的な活躍をした選手は?

「伊東純也。長期間、チームを離れていたが、2試合とも途中出場でありながら、以前と同様、アグレッシブなプレーで多くのチャンスを作った。彼の奮闘でチーム全体が盛り上がったし、大きな戦力アップとなった」

―アジア最終予選で、2戦全勝。得点12で失点は0。2次予選と合わせると、8戦全勝で得点36、失点は0。日本は圧倒的な強さを発揮しています。

「過去、日本は中国、バーレーンにも苦戦したことがある。しかし、9月の2連戦では段違いの強さを見せつけた。とはいえ、試合の結果は対戦相手との相対的な関係に依る部分が大きく、対戦相手の実力も考慮しなければならない。アウェーでサウジアラビア戦と、ホームでオーストラリアと激突する10月の2試合で、日本の実力が問われることになる」

―10月の2試合で、森保監督はどのようなフォーメーションと先発メンバーを起用すると思いますか?

「わからない(笑)。9月の2試合で、彼は我々の予想を裏切り、その結果、我々の予想をはるかに上回る結果を残したからね。3-4-2-1のフォーメーションを継続するのであれば、両翼にまた攻撃的な選手を起用するのか、本来はサイドバックの選手を使うのか。あるいは、4-2-3-1に回帰するのか……非常に興味深い。これまで、私は森保監督は慎重な性格で、守備的なスタイルを好む、と考えていた。しかし、このところ、彼は別人のように攻撃的になっている(笑)」

9月のアジア最終予選2試合は、長年、日本代表を見守ってきたチアゴ記者にとっても「驚嘆すべきプレー内容と結果」だったようだ。

コメント

  1. 匿名 より:

    セルジオのゴーストライター「せやろか?」

    • 匿名 より:

      セルジオとそのゴーストライターは試合見てないから
      不出場の選手を大絶賛したことがある

  2. 匿名 より:

    森保は冨安や伊藤が回復すれば、必ず4バックをオプションとして試すよ
    でも、試合中に3バックに切り替えられるようにするだろうね
    そもそもチームでの練度が大事な偽SBみたいなフォーメーションを即席チームの代表でやらせれば不安定なパフォーマンスになるから代表に4バックは不必要なんだけどな
    もしそこに気づいてないのなら性懲りもなく伊藤を左SBで使うだろうね

    • 匿名 より:

      元々デフォは4バックだし、ドイツ親善なんかはそれでうまくやれてたわけで。
      長々と悦に浸ってしょうもない事をw

      • 匿名 より:

        守田が3バック提案する前の話されてもなぁ
        それまではほぼ森保ジャパンの選択肢になかったようなもんだしねぇ
        しょうもないことを書いてのはどちらかなぁ、、、

        • 匿名 より:

          対戦相手の強度とかお前が全く考えられてなくて格下相手に勝利しただけで舞い上がってるコメしてるからしょうもないと言われてるんだぞ?
          つか3バックなんか普通に前から試してたのも知らないニワカだし

        • 匿名 より:

          >しょうもないことを書いてのはどちらかなぁ、、、

          落ち着けよ 顔真っ赤かよ(笑

        • 匿名 より:

          3バックは以前もやってたし、W杯本戦でもやったじゃん(5-2-3フランクフルト式)
          そもそも森保は(やや特殊な)3バックの使い手でJリーグも席巻した。攻撃的な選手をWBに配置して崩しの主力にする手法も同じ

          自分は就任時から森保支持してるが、当時は一試合もやってないのに批判してるアホばかりだったし、ポイチ式が特殊なの知らずに3バックなんて無能だ!って叩いてるやつアホほどいたぞ

          何が言いたいかというと、お前みたいなアホは黙ってろ

  3. 匿名 より:

    https://news.yahoo.co.jp/articles/e1b087449cab63fbb5291e383d7adec103d75c82

    まぁ守田が提案したなんて書いてるぐらいだし。
    何でもすぐ踊らされ上辺しか見れない奴なんでしょ

  4. 匿名 より:

    ただの伊藤アンチ。未だにW杯のコスタリカ戦を根に持ってる陰キャだわ

  5. 匿名 より:

    そんなブラジルは南米予選悲惨なことにwww

  6. ななっしー♪ より:

    システムのいいオプションだが、伊東三笘不在時には機能しないのかも。強度のある相手ならWBが上がった時に空いたスペースに放り込まれたり、サイドにドリブラーがいたらピンチとなるのかも。対等や格上に対してはお試しの余地がまだある。

    • 匿名 より:

      それな。
      普通にバーレーン戦で裏突かれた場面あったしな。
      ゲームの主導権握れる相手、サイド殴りあいで優位性が保てる相手ならそりゃ嵩にかかって攻められるけどな。まぁボランチのカバー範囲や両サイドのセンターバックとの兼ね合いも出てくるし錬度はいるな。

  7. 匿名 より:

    上田の笑顔いいな

  8. 匿名 より:

    ザックも3バック導入しようとして上手くいかなかった
    当時とはCBの層の厚さが段違いで隔世の感があるとはいえちゃんとオプションとして3バックを機能させてるポイチは偉いよ

  9. 匿名 より:

    日本代表にとって競うべきは対戦相手ではなくポジション争いをする味方
    大量得点していてもチャンスで得点できない選手と思われたらすぐ席を失う

  10. 匿名 より:

    最近の協会はコーチ陣に求心力無いと判断したらすぐに長谷部送り込んだり仕事が出来てる
    選手の疲労考えてチャーター機飛ばしたりもしやツネ様はかなり有能なのでは?

    • 匿名 より:

      長谷部参入は森保の直談判で交渉の段階でも宮本は知らなかったらしいぞ。
      要するに監督とコーチ陣の意向から始まった事。
      宮本の力量が一番問われるのは今問題になってる放映権の件。
      まぁこれは莫大な金絡みなので誰がトップになっても難しいけどな。

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