カタール・ワールドカップ(W杯)で4大会連続の出場を果たしている長友。2010年にはベスト16入りを果たしたが、2014年はグループ敗退、2018年に再びベスト16に名を連ね、史上最高位のベスト8を目指して今大会に臨んでいる。
そして迎えた23日の初戦、長友はドイツ代表戦に先発して57分までプレー。頼れるベテランとして集中したプレーを披露し、厳しい戦いの中で2-1の逆転勝利に繋がる展開を維持することに貢献した。
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「ザック(アルベルト・ザッケローニ)さんの時はスタメンをある程度固定してやってきて、本当に強いチームに仕上がっていました。でも勝てなかったというところで、やっぱり上手くいかない時に立て直せる方法がいくつかあった方が、これまで経験した中でも良いなとも思います」
そして「まだW杯で結果残してるのは1試合しかないですけど、森保(一)さんのやり方は、今は良かったのではないかなと思います」とも口にした長友。特に「相手に対策されたら、上手くいかなくなった時に幅が無いと立て直しができない」と感じていると言う。
また、今大会のメンバー入りが決まってから、主にザッケローニ氏の下で連係を高め合ってきた盟友からもエールを受けていたようだ。
「香川真司とかは連絡来ました。『日本のために戦ってきて、絶対に良い結果を残してきて』と。彼は本当に日本のことを心から思っているし、悔しい気持ちはもちろんあるんだと思いますが、サッカー界のために結果を残してほしいと思っている気持ちが伝わってきました。(本田)圭佑はW杯に来てから会いました。今近くなので連絡を取り合って、僕の『ブラボー』に『落ち着け』ってSNSで発信していたので。はい、連絡をとってます」
日本の象徴的な選手の一人として、多くの思いを受けて今大会に臨んでいる長友。27日にはコスタリカ代表との第2節が迫っているが、スペイン代表に0-7で大敗したことで「コスタリカは絶対勝たないといけない状況」のため、「逆にその攻撃的な前に来るパワーをうまく受けて、裏だったりをしっかりと狙いながら試合を進めたい」と、自信を見せている。