
今季のプレミアリーグで一躍、飛躍を遂げたブライトンの三笘薫(25)。シーズン序盤は試合途中からの出場が続いたものの、第14節のチェルシー戦で初スタメンの座を掴んで以降、そのポテンシャルを見せつけている。ジョーカーとして日本代表の攻撃を支えたカタール・ワールドカップ(W杯)でも存在感を示し、現在のプレミアリーグでの活躍には、各国メディアから多くの視線が注がれている。
スペインのサッカーメディア『Panenka』も2月14日に三笘の特集記事を配信。プロ選手へと成長を遂げてきたキャリアや、ここまでのパフォーマンスを称えている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c49e366ce0472046ee7e770fdfc3fb1c6ceaab6f
ブライトンで鮮烈な活躍を見せる三笘には、欧州各国から注目が集まっている

同メディアは「ブライトンの日本人選手、カオル・ミトマは、絶滅危惧種になりつつあるドリブルの技術で輝いている」と綴っており、その上で過去の経歴として、ユースからプロ入りせず大学進学を選択した経緯や、卒業論文のテーマでドリブルを扱ったことなども紹介した。
さらに川崎フロンターレでの活躍した後、欧州へ渡ったことについては「ブライトンと4年契約を結び、ベルギーのウニオン・サンジョワーズにレンタル移籍し、ヨーロッパで最も要求の厳しいリーグ、プレミアリーグに復帰するために必要な経験を積んだのだ」と振り返った。
そして「それだけ時間をかけた甲斐があった。今や南イングランドのスターであり、代表チームの一員でもある日本人ウインガー。しかも、レアンドロ・トロサールがアーセナルに移籍した後、その影響力はさらに大きくなっている。そして、デ・ゼルビとの関係も日に日に深まっている」として、代表、リーグ、クラブそれぞれで重要な位置付けとなっていることを強調している。
また同メディアは「チャンスが来たときに思い切って行動することが一番簡単な場合もあるが、もっと成長して自分で判断できるようになるまで待つことが一番賢明な場合もある。ミトマはそれをやってのけた。現在の彼は正直なところ、悪くはない」として、これまでの選択、決断が現在の活躍に繋がっていると指摘した。
