
アーセナルは現在プレミアリーグ2連勝中。今節を終えた段階で2位につけているマンチェスター・Cとの消化試合数が並ぶため、是が非でも勝利を手にし、勝ち点差を「5」まで広げたい。一方のエヴァートンは1月30日にショーン・ダイチ監督を迎えて以降、プレミアリーグで2勝2敗。同監督体制の初陣となったアーセナル戦では白星を飾っていたことから、1カ月ぶりの対戦でアーセナル戦の“連勝”を狙う。
アーセナルは直近の公式戦となった第25節レスター戦と同じスターティングメンバー11名が並んだ。冨安健洋はベンチからのスタートとなり、ピッチに立てばアーセナルでの公式戦通算50試合出場を達成する。対するエヴァートンは第25節アストン・ヴィラ戦から1名を入れ替え。マイケル・キーンが今季のプレミアリーグで初のスタメンに抜擢され、最終ラインに入った。
【スコア】
アーセナル 4-0 エヴァートン
【得点者】
1-0 40分 ブカヨ・サカ(アーセナル)
2-0 45+1分 ガブリエウ・マルティネッリ(アーセナル)
3-0 71分 マルティン・ウーデゴーア(アーセナル)
4-0 80分 ガブリエウ・マルティネッリ(アーセナル)
https://news.yahoo.co.jp/articles/48a3d92f83f38a43cfaa8ecce783b0359947d512
アーセナルがエヴァートンに4発快勝でリーグ3連勝!冨安健洋は出場せず

アーセナルはなかなかチャンスを構築できなかったが、40分には右サイドから崩しにかかる。開いた位置でボールを持ったベン・ホワイトが横に繋ぐと、ボールを受けたオレクサンドル・ジンチェンコが左足でスルーパス。抜け出したブカヨ・サカがターンから右足でニアサイドを撃ち抜いた。これでサカは今季のプレミアリーグ10点目に。“エース”の一撃でアーセナルが先手を取った。
前半アディショナルタイムには再びアーセナル。右サイド高い位置で相手の判断が遅れた隙を見逃さず、サカがボールを突くと、抜け出したガブリエウ・マルティネッリがGKとの1対1を冷静に仕留める。当初はオフサイドと判定されたものの、VARを経て判定が変更。マルティネッリにとっては3試合連続ゴールとなり、アーセナルが貴重な追加点を奪ってハーフタイムに突入した。
後半に入ると1点を返したいエヴァートンが前に出る時間帯を作る。62分にはドワイト・マクニールが決定機を迎えたものの得点には繋げられなかった。対するアーセナルは71分、中央へとポジションを移したマルティネッリのポストプレーからチャンスを演出。グラニト・ジャカが左サイドへと展開し、抜け出したレアンドロ・トロサールがマイナスへ折り返すと、最後はマルティン・ウーデゴーアが右足で押し込んだ。アーセナルが勝利を決定付ける3点目を挙げている。
攻撃の手を緩めないアーセナルは80分、途中出場のエディ・エンケティアが弾いた位置でボールを引き出し、横のジンチェンコに預けてペナルティエリア左に侵入。ジンチェンコからのスルーパスを受けて中央へ折り返すと、ニアサイドへ飛び込んだマルティネッリが合わせた。マルティネッリは今季の公式戦で自身初の複数得点を達成。さらに今季のプレミアリーグでの得点数を「11」まで伸ばした。
試合はこのままタイムアップを迎えた。1カ月越しの“リベンジ”を達成したアーセナルはプレミアリーグ3連勝を飾り、2位につけているマンチェスター・Cとの勝ち点差を「5」まで広げることに成功。今後の優勝争いに向けて貴重な勝ち点「3」を積み上げている。なお、冨安に出場機会はなかった。一方、エヴァートンはプレミアリーグ2連敗に。残留争いのことを考慮すると、依然として厳しい状況が続く。